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【栄養学】コーヒーは体に良いの?それとも悪いの?

真実を検証してみましょう!

コーヒーの風味と香りに魅了される方は多いのではないでしょうか? コーヒーは世界で3番目に人気のある飲み物だそうです。
コーヒーは、かつては健康に良くない飲み物だと考えられていたようですが、近年にわかにコーヒーの健康効果がクローズアップされてきました。この情報はコーヒー好きの方には朗報ですね。でも一方で依然としてコーヒーの健康被害を主張している研究者もいて、議論が分かれています。
これでは私たちは混乱してしまいます。

今回はコーヒーについての私たちの混乱を紐解いていきましょう。
さらに、コーヒーの健康的な飲み方があるのかを探し出しましょう。



1.コーヒー摂取の健康上のメリット

 
➢2型糖尿病を発症するリスクが減る
オランダ、アメリカ、フィンランド、およびスウエーデンでの前向きコホート研究で、コーヒー摂取が2型糖尿病の発症リスクの減少と関連していることを報告しています。

別の研究では、コーヒー摂取と2型糖尿病のリスク減少の有益な効果は60歳以下の人々にのみ当てはまることが判明しています。なぜ60歳以上の人々には有益な効果が出ないかについては明確ではありませんが、2型糖尿病の発症リスクに対するコーヒー摂取の有益な効果は、減量が大きな役割を果たす可能性があることをほのめかしています。

また、他の評論では、9つの研究のうち6つの研究がコーヒー摂取による2型糖尿病の発症のリスク減少効果を報告していますが、全ての研究が2型糖尿病のリスク減少の効果を見つけられなかったことを強調しています。また、性別や年齢、ろ過されたコーヒーか、あるいは煮沸されたコーヒーかによる違いも結果に影響を及ばしています。

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