【詩】「goes on...」
抱きしめていたかった
何の理由も言い訳も持たずに
一緒にいたかった
どんな昨日も明日も知らずに
忘れていたかった
この身を塗りつぶす寂しさを
紛らせたかった
この心を惑わせる絶望を
ただただわがままだった
分かっていたけどね
手を繋いでいたかった
どんな現実も理想も見つけずに
微笑んでいたかった
何が本当か嘘かを測らずに
僕の過去は上書きできたかな
君と今も過ごしていれば
僕の犯した罪は赦されたかな
君を幸せにできたならば
もうずっとわがままなまま
分かっているから
今更戻れないだろう
誰かに恋しても
例え愛を知っても
僕が忘れたいことは何にも消えない
割り切ってもその事実は動かせない
このまま行こう
過ちだらけの昨日を抱いて
償いきれない罪を背負って
束の間の安らぎに感謝して
いつか道は終わる
その日まで歩いていこう