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エッセイ

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エッセイが動き出す

エッセイが動き出す

 自己否定の鬼である。二十歳を超えたらもうちょっとマシな人間になっていると心の底から思っていた。余裕ができて自信が生まれていると思っていた。精神的に自立できて、自分の機嫌は自分でとれるようになると思っていた。

 

 小学校の頃だ。うちの田舎の小さな学校は下校を一斉に行う。六年生がリーダーとなって一列に、私語なく完璧な下校を遂行しなければならなかった。一番前に先頭で舵を切る六年生、一番後ろにも監

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ツメクサ数えて、解剖して、半魚人になって、【編入後体験記(嘘)】

ツメクサ数えて、解剖して、半魚人になって、【編入後体験記(嘘)】

この記事はbiolアドカレ2023(https://adventar.org/calendars/9248)、6日目の記事です。

前日の記事はこちら↓

大学に来てからといえば、本当につまらない毎日である。

朝は起きれないし、授業は全く頭に入らないし、この前の生態学概論はちゃんとDだった。

何か満たされず、死ぬほど寝ても寝不足だ。何を食べてもこれじゃないって思う。いつからこんなに満たされなく

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帰省③

帰省③

 帰省について書こうと思ったのは、この日のことがあったからだ。前置きしておくが、その日についてネガティブなことをたくさん書く。だから、自分の知り合いは特に読むか読まないかちゃんと判断してほしい。もし、自分がまだ高専にいたらこんな文章は書かないと思うけど、もうそれぞれの場所だから、だから許してほしいというか、書いてしまいたいと思っているから書いてしまう。前置きは終わりだ。

 指定された店へと前日泊

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帰省②

帰省②

 青森に帰ってきてから、一度高専の友達の家へと遊びに行き、その後何日か母方の実家へと行った。それらの日について書きたいことはあるのだが、今はうまく書けそうもないので、その次の日からのことを書こうと思う。

 いつまで経っても道は覚えられない。帰ってきてから一度遊びに行った一人暮らしを始めた友人の元へと車を走らせる。運転は好きだが、怖い。走り始めてすぐに、これまで感じたこのない悪寒がした。

 直感

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帰省①

帰省①

 久しぶりに戻った地元は私を歓迎していないように思えた。

 八月。地元である青森へ帰省した。四月に大学進学のために故郷から離れ一人暮らしを始めた自分にとって帰省というものをするのは初めてで、最初はどれだけ感慨深いものなのかなとか想像していたけど、当然といえば当然そんなものはなく地元はただの地元だった。

 駅のホームで父親が出迎えてくれて家まで車で帰る。自分に土地勘がなく、さらに深夜ということも

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言葉と目が合う

言葉と目が合う

「言葉と目が合う」瞬間がある。そう、それは運命の人と会ったようなそんな感覚で……流石に言いすぎだな。そう、それはTwitterで「エンカ」するような感覚である。

最近は全然新しい言葉と目が合っていない。
一番最後に目が合ったのは「サージカルマスク」さんだろうか。何かの文章で出てきたサージカルマスク。サージカルマスク? 英語に疎い自分は意味を調べた。
広義には医療用のマスク、狭義には外科手術で使わ

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