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ハーブティーのお話 その8 さくらふわり

どこか どこか もっと遠くへ 行きたいそんな気がして君に触れた指先ふわり 春は舞い降りてくる    歌詞 松たか子

松たか子が唄うさくらソング 

毎年この時期になるとラジオからもよく耳にする。

私にとっては、ついこないだのように感じるけど

調べるとリリースが1998年だからかなりのロングヒットなんだなー

柴吉(犬)とのお散歩の時、

長い冬のトンネルから春の日差しが見える様な日には

ついこの歌を口ずさんでしまう。

気持ちいいいなぁーサクラかぁ さくら 桜・・。

もうすぐ春が来るんだー忙しくなるなーそんな心持ちになる。

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桜を通して色々な情景やココロ模様が展開するのは

幼い頃から桜とともに節目、節目を迎えてきたからだと思う。

希望で胸いっぱいの桜、子供達と過ごす平穏な日の桜。

絶望で花が見られなかった2011年の桜。

そして今年はどんな思いで桜の木を見上げるのだろうか。

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季節やお花、情景、香り・・・・

自然の息吹を茶道や俳句、華道、香道としてのみならず

日常の生活の中にそれらを「愛でる」事が出来る日本の文化。

日本らしいハーブティーっていいなー

自然から春を感じる事、さくらの唄、桜を通して節目を振り返る

そんな幾多のことが自分の中でクロスして2009年に

「さくらふわり」というカタチになった。

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お陰様で季節限定のこのハーブティーを

毎年多くのお客様が楽しみにして下さっていますが、

実はこのブレンド、微妙な桜の香りがうまく引き出せなくて

沢山の試行錯誤を重ねた苦心の作。


サクラの材料として、塩漬け葉の乾燥、桜の花乾燥があり

取り寄せてテイスティングをした所、桜の香りがほのかでしかなく

そのままでは単調で美味しさも感じられなかった。

桜もちを食べた時に感じるあの香り。

あの香りを他のハーブで補えないか、引き出せないか

試作に試作を重ね、出来上がったのが

桜葉、ハイビスカス、甜茶、メドースイート、

レモンヴァーベナ、カモミールというブレンド。

西洋ハーブで日本文化を代表する桜の香りを作るって

どこかで矛盾しているような、なんだかちょっと不思議な感じだけど。

よろしければ、是非味わってみて下さい。

(CM)


以前にも書いたけれどハーブは本当に表現の幅が広く

「愛でる」事のできるお茶。

これからヨモギやツクシ、そして桜の花も収穫の時期を迎える

今年はどんなハーブティーを作ろうかな・・ワクワクする。







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