カモミール栽培変更の結果は?
昨年までの栽培方法を変更して
粘土団子を利用して直播方式にした、カモミール。
自然の理にかなっていると考え実行してみたものの
やはり、結果となって開花を見るまでは
手探りの状態が続くのでドキドキの毎日でした。
特にカモミールは当店の主力で
これが無いと作る事が出来ないブレンドティーがあり
お客様に御迷惑をお掛けしてしまうのです。
そんなリスクが有っても
今回の栽培方法の変更は私にとって、とても魅力的でした。
この栽培方法を体得することが出来れば、
苗を仕立てることに伴う、各種設備やプラ資材、燃料など
自然内では循環しない廃棄物を生み出さずに済むし
やはり、ハーブ栽培の営み(所作)が美しくなると思えたからです。
変更一年目の結果は、昨年対比の半分の作柄でした。
予想より少なかったのですが
収穫分としては十分に確保できそうなので
ま、ま、良しとしましょう。
コロナの影響でイベントや花摘みの団体様が全てキャンセルに
なってしまったのだけれど、
コロナがなかったら収穫分が足りなかったかもしれないなぁ・・・。
ま、結果オーライ。
写真の手前半分はほかの草で
奥側に白や黄色に見える辺りがカモミールのお花。
畝によっては、他の草を寄せ付けずカモミールが
咲き誇っている場所もあり、その差はどこから来るのか?
春、他の草が育ってくる時期に
どうやってカモミールを手助けしてやるか?
新たなアイディアと反省点を生かしてこの秋からまた実践です。
また
今年は特徴的なことがいくつか有って
一つは、ほぼアブラムシが来ていない事。
いつもの年はスポット的に数カ所(それでもとても少ないのだけれど)
アブラムシが来る所を見かけるのだけど
今年は、本当に少ない。
畝の中でカモミールと他の草との共生が働いて分散しているのか
単に作柄が半分になったからアブラムシがいないように感じるのかは不明。
それともう一つは、茎が今まで見たことがない程太くしっかりして
花も大きい。
印象としては過去一番の出来。
ハーブティーも美味しくなるに違いない!
今は収穫真っ盛り。
ほんの3週間くらいで咲き終わってしまうので
毎日、毎日お花を収穫しています。もちろん手摘みで。
あーこのお花、簡単にうわーっといっぺんに収穫できたらいいのにー
と、いつも思うけれど
機械もないし色々とやってはみたものの、いい方法も無く
結局は一輪一輪手摘みになっている。
でも、コツコツと実践していく中で、手摘みの良さというか
手摘みでしか出来ない事が解ってきました。
その辺りは、また次回書くことにします。