ハーブティーのお話 その1
栽培についての考え方や実践で気づいたことの
大まかなお話しはしましたので、
ハーブティーブレンド教室でお話していることを土台に
ハーブティーのお話をすることにしましょう。
那須高原HERB'sでは
大きく分けて自家農園産ハーブティーと海外産ハーブティーの
2種類を扱っています。
カモミールやラベンダー、レモングラスなどは
自家産、海外産どちらもありますし、自家農園産にしかないもの
海外産にしかないものなど実に様々。
シングル、ブレンド、クッキングハーブ、スパイス
紅茶、日本茶、フルーツなど
その他の材料を合わせると100種類以上!
でも、店頭に並ぶのは50種類程度。
自家産で希少なものやある特定のブレンドだけに使う
ハーブがあるからです。
「ハーブは香りがあって人間に役に立つ植物の総称」で
世界に約2,000種ほどあると言われています。
使い方は、大きく分けて3種類
「薬草(生薬として民間療法に使う)」
「薬味(お料理に使う)」
「香草(香りを楽しむ)」
その中でハーブティーは薬草の役割を期待されて飲まれています。
現在の日本では効果、効能が有るとは
言えない形になっていますが、
ヨーロッパ諸国、オセアニア諸国などでは
日本の漢方薬の立ち位置で医療にも用いられている様です。
歴史や文化的背景、法律が異なるので、
同じハーブでも日本では食品、海外では医薬品となります。
ハーブを仕事にして25年経ちますが、
若かりし頃は、その辺りにもどかしさを感じて
しゃかりきに専門書を読み、
薬草として効果効能を伝えようとしていました。
が、ある時
いくらハーブの効果を勉強していても
人のカラダを医学的に知らない私が
お客様にアドバイスするのは無責任なのではないのか?
と思うようになりました。
では、私が考えるハーブ屋さんはどうあるべきなのか?
いまだに自問自答を繰り返していますが、
良質なハーブを生産・提供する事。
ハーブの楽しさを伝える事。
今は、この2点にチカラを注いでいます。
なので、
私のハーブティーのお話は、
○○に効果的!!の様なお話はあまり出てこないと思いますが
(少しはあるかも)
ハーブティー生産の裏側やブレンドティーのエピソードなど
ハーブティーを飲んでみたくなる!?
そんなお話していきたいと思います。
お付き合いくださいね。