繁栄☆
星が落ちた。俺の頭上に、鉄壁に。そこはオアシスだけが足りない理想郷、君だけがいない楽園であった。俺は、繁栄を躊躇い、裸足で湖を踏みならし、楽の音の鳴り止んだ鼓動の故郷に想いを馳せるーー。お金欲しい。
繁栄。喉から手が出るほど欲しかった黄金の文字列。俺はついに楽園を手に入れた。白よりも明るい花束を。俺はようやくーー。
上陸。そこが冒険の鏡面であり、物語の両端を繋ぐ激情の路線。俺が歩いた文面は、荒野にもなれば森林にもなる、巨大な新緑の都市、マグネシウム。誰もがよく使うその言葉こそが、俺の相棒、静かなる怒号の切り札であった。ああーあ。
君はよくやっている。よく一人でそこまで行き着いた。俺は君を既に見つけている、瞳の奥の才能を、神殿に安置された最も身近な太陽を。繁栄は畑のようにばら撒かれた!(意味不)
サッサッサ。脱落する成金と、黄金のなる木の上であぐらをかいたお前さん。ここで、この場所でッ! 俺が今ーー既にもう、繁栄した。ありがとうッ!
古城の牢獄にて。プププ。
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