🏥 病院からの電話☎️〜父のハンガーストライキ再び 8/31
前日(8月30日)に、父が食事をしないという連絡⬆️があったが、この日(8月31日)午前11時18分に、整形外科から電話があった。
看護師である。
「高梨(父)さんが、僕はもう退院できるはずだ家に帰ると言って、朝ご飯を食べてくださらないんです。それだけでなくて、昨日の昼も、夕も食べてないんです。」
へー。
とりあえず説得してほしいと言うことだろうと思って父に電話を変わってもらう。
父は
「僕はね、本当は8月25日に退院できるはずだったんだ。」
と言う。
何言ってんだ。
誰から聞いたんだ、いや、これはまた単に本人の脳内で捏造したなと思って、施設には9/3入所予定だから、その日に退院予定だと伝えるが、
「聞いて。僕の言うことを黙って聞いて?」
と言った後に、
「本当は8月25日には退院できるはずだったんだ。
それは権利だからね?」
と言う。
ちょっと何言ってるか分かりませんね。
施設も9月にならないと空かないし、9/3で調整してると言うと、「9月になったらいつでもいいと言ってた」と言う、誰がだ。
いつでも良くはないし、そもそも今日は8月31日でまだ9月になってないと説得を試みるが、段々本音が出てきて
「病院のご飯は美味しくない!
もうこんなところにはおられん!」
と騒ぎ出した。
正直、この手は使いたくなかったのだが、
脅す。
最終手段である。
「あー、もう、そげん食べんのやったらもう良いわ。
看護師さんにお願いして、拘束でも何でもしてもらって、鼻から管突っ込むでも、痛い注射の点滴でも何でもしてもらうことになるけど、覚悟しい。
知っとるやろうけど、やるって言ったら本気でやるけんね、容赦せんよ。
そこに看護師さんおるやろ、代わって。」
脅しにはなるが、本気でもある。
父は痛い注射も鼻からチューブも嫌いである。
私の本気を感じ取り、今回はここで掌を返した。
「あー、仕方がない。
あと3日だからな、我慢するしかないかな。」
最初っから我慢しろ。
看護師さんにご飯を食べると言うよう言ったが、めちゃくちゃ小声だった。
食べたくないのは伝わった。
ともあれ少しでも保たせないといけないと思うので、差し入れをするとして、前回の饅頭を食べたのか尋ねる。「あれは美味しかったねえ。」と言ったので、その方向性で甘いものを検討する。
だいたい、ジジイの相手で時間が潰れたが、この日、私は施設に電話をして、入所より前の時間帯に、荷物を運び込んでいいか聞く予定だったのだ。何しろ見ての通り、そこそこの分量になったので、父と父の退院荷物まで乗せると、私の普通のセダンでは、これをまとめて一度の運搬は流石に無理である。
施設からは難なくOKをいただき、その後、父がよく通っていた物産店に行く。
あんぱん、草餅、カップケーキ、かしわめし、ぶどうなどを買って、病院に差し入れしておいた。
その後は、思いの外衣類が多いので、ホームセンターに行って、衣類の洗濯物干し用のハンガーラックを購入、おそらく歩行器の父では、クローゼットは扉が開けられない。
投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。