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📄母にとっての幸せの賞状と、落ちた辛子明太子🔴 8/2(水)

認知能力が衰えた母が実家で一人暮らしをしているわけだが、先日、退職した兄が持ってきた賞状を飾れとうるさい。
とりあえず額は用意しておいたので、この日、入れてやるのに実家に行った。

冷蔵庫
ところでこの冷蔵庫を覚えていてほしい。

額に入れてやるというと、客間まで来て、めちゃくちゃうるさい。
「あんたこんな額じゃなくて、ふちがもっと濃い色の方が良かったんじゃないとね!」
ただで提供してるんだから文句言うな。
「ただね!それやったら仕方ない!」
母はただに弱い。

うろ
うろうろ
うろうろうろ

額を入れてやったら、並べて近寄ってみたり眺めすかしたり、めちゃくちゃ楽しそうである。
上に飾ってくれとうるさいが、手間なので
「上にあげたら目が悪いんやけん見えんやろ。」
と言って一蹴しておいた。

筒…と、金色バッグ

筒はどうするのか聞いたら
「これも取っとくよ!」
と母が持ち去った。
いるんか、それ。
と言うかさりげなく、机の上に戻っている金色バッグが気になるんだが。
金ピカ好きだなあ。

そして作業を終えて冷蔵庫に戻る。
というか台所に戻る。

…と、母が常備菜を載せたお盆を取り落とした!!
タッパーに入れた辛子明太子が床に散った。
母が拾い集める。
流しに捨てるのかと思いきや、タッパーに戻す。
ちょちょちょ、ちょっと待て!!

止めてはみたが、
「よかろうもん」
と戻す。
その辛子明太子はナマモノである。
実家で母の手料理を食べるのは絶対に回避しようと最後決心した。

ちなみに床には明太子の粒が散乱していた。
擦って歩けば大惨事である。
拭いた。

何事もなかったように戻された総菜お盆


ついでに。

福祉乗車券

福祉乗車券が届いていた。
母はこれも申し込んだことを忘れていたので、
「あんたが頼んでくれたとね!」
と言っていた。
ハッピーな脳みそをしている。


投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。