🧹掃除機が壊れる 6/1(木)
さて、認知症の母が実家暮らししている実家だが、実は6/1(木)のこの日、前日にデイサービスから連絡があって、利用者にコロナ感染者が出た関係で6/2(木)と6/4(金)の2回お休みをするという連絡があっていた。
その件は、昨日母に伝えていたのだが、カレンダーに書くのを忘れていたなと思って、夕方実家に行った際、まずは台所に行った。
そこに母の後生大事なカレンダーがあるからだ。
デイサービスの休み予定を書込み、母に念を押していると、母が何やら白いクッション封筒を突き出してきた。
おそろしく真剣な顔をしている。
「あんた、これはなんね。」
宛名は母,中身は。
あー。
これは、あんたの要求により通販しておいた塩昆布です。
母は塩昆布を見ても怪訝な顔をしている。
どうも、デパートで買うパッケージと違うのが慣れないらしい,何度目だ。
それはいいが、客間に行くとめっちゃ昼寝した痕跡があった。
ううんと思っていると,妙なレイアウトが。
…なんで鍋敷きの上にどんぶりを伏せたのか?
認知症の人間の発想はいつも奇想天外である。
そうこうしていると、なぜか母が廊下から叫んで呼ばわる声がする。
「掃除機が!」
なんだ、掃除機がどうした。
廊下に首を長くしている掃除機。
要領の得ない話を聞き取ると、どうやら何かが壊れたらしい。
はまるはずの部品が留まらない,開く。
見てみると、開閉の負荷がかかるプラスチックが破損していた。
これは無理。
が、仕様上、ゴミ捨ての時に不便なだけで、セットしてみたら問題なかった。
一応、型式で代替部品を探して見たのだが、旧式すぎて、次世代機しかなかった。次世代機では合うかどうか不明であるため購入は保留。
その後、二階に行っていたら、デイサービスがなくて暇だったのかピストン輸送のように邪魔しに来た。
手に通帳を握りしめて、
「私が死んだら通帳箱の袋に入れて、あそこに置いとくけんね、云々」
という話を延々としていたが、個人的には金に執着があるうちは大丈夫な気がする。
それにしてもこの日。
帰宅したら夜中に、向かいの家の救急車が来て、爺さんが運ばれていった。
まあそういう時節柄なのかもしれん。