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📑登記簿謄本と離れの腐海🧹 11/7

11/7夕方実家に行ったら、伯母の家の登記簿謄本が、父の書斎に使っていた部屋のテーブルの上に置いてあった。

何事が起こったのかと思ったのだが、前日私が奥の部屋の父の寝室(以降、「離れ」と呼ぶ)のベッドの奥側の下に隠してあったそうだ。(母が見つけた)

……隠し場所としてはベタ過ぎて何とも言えない。

とりあえず、あったことは朗報なので、改めて離れを見に行く。

前日老人会の書類がチラ見えした辺りを改めて確認すると、すごい量の書類が!

何故これまでこの段ボール(8箱以上)の山に気づかなかったかなのだが、れっきとした理由がある。

うちの母が積み上げた毛布や布団類が上に積み重なっていたため見えなかったのだ。

離れの奥のベッドの向こう側書類コーナー

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離れには書類は無いだろうという思い込みでいたが、老人の溜め込みは容赦なかった。

段ボールがあるのは、通常入る入口からは一番遠い奥になるのだが、八畳二間くらいはある部屋は相当に腐海である。

入口から右手を映した眺め

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中程まで行って振り返った眺め

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右手、壁際に見えるだろうが、違う。

部屋の真ん中に荷物が積まれ過ぎて、更にこの向こう側にある壁面いっぱいの本棚がかけらも見えず(兄と私の学生時代の本はその辺にあり発掘が困難だ)本当に文字通り埋もれているのだ。

奥の部屋のベッドの向こう側

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手前の部屋にもあったが、ベニヤ棚が……!

クソほどいらんものが詰め込まれて、率直に言って三分の二はゴミである。

母が死ぬまではいいかと思っていたが、ゴキブリの卵がベッドの布団の間から発見される程度には汚い(見つけた)。

ベッドに、ベニヤと畳

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その、ベッドの布団や荷物を容赦なく剥いだところ。

分かってはいたが、なんだ、この畳。

ベッドの上に3枚のベニヤ

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そして、

なんだ、このベニヤ。

正直、この日はこれで力尽きた、というか時間が尽きた。

その上、掃除機も、数ヶ月前のルンバ以来かけられていないし、上の方は手付かずなので埃が凄い。布団をめくっているだけでくしゃみが止まらない。

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一旦、書斎の方に戻る。

登記簿謄本が発見されたのはめでたかったのだが、どうもこれが母の心を刺激したらしい。

うちの母は、認知症が進んで、うちのクソ父の今までの失敗と所業を、脳内で苦労と功績に書き換える作業を進めている。

お陰でどうやら母の脳内では、未整理の伯母の遺産(不動産、金融資産)はもう父が相続し終えたことになっている気配があり、不動産を売却、司法書士にまとめて依頼し、法定相続で事務的に分けると言うと、

「お父さんだけが最後に残った兄弟なのに!」

とか、

「固定資産税もお父さんが払っとるし、植木屋も私が払っとるんよ!今更分けろとか親戚もガメついね!」

とか言い出した。

いや、父の兄弟、父含めて七人もいるから、伯母(独身)が死んだ時点で相続権者十人以上いるし、そもそも末の叔母ちゃんまだ生きてるし(殺すな)、生き残った兄弟が相続総取りとか新民法でも旧民法でもあり得んやろ。

固定資産税が来るのは、相続処理が未処理で売れんから代表で父に来ただけだし、植木屋の代金すら父が母に払わないのはいつものことじゃないか、本人(父)に言って欲しい。

まあ、現物(登記簿謄本)が目の前になければ、しばらくは静かだろうと引き上げて帰る。

とりあえずボケとは恐ろしいもんである。

投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。