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無駄 と決めてしまうのは

この世に無駄なものがあることは、

無駄だと決める 

その 心


 この言葉が出てきたときに、考えていたことはなんであろう。今の私にはもう、わからないのだけれど。

 無駄、と決めつけてしまうのは、たしかに、もったいないことだと思う。

 はたから見ていると無駄なことかもしれないけれど、実際にはとても重要なことだったのかもしれない。

 そもそも、この世に無駄なものなどあるのだろうか。

 どんな物事も経験として積み重なっていく以上、自分にとって、必要、不要、というのはあるものの、それは、けっして無駄なことではなく、大事な工程である。

 無駄だから、無駄でしょ、なんて簡単に切ってしまって、最効率だけを考えてしまうのは、積み重なりもなくそれだけしか見えなくなってしまうと思う。

 たとえ時間がかかったとしても、自分で考える、考え抜く、ということ、実際に体験すること。うまくいかないこともあるだろう、失敗することもあるだろう。それはすべて、血肉となり、糧となる。

 この世に無駄なことがあることは、無駄だと決める、その心。

 その心のありようしだいで、無限に広がっていく世界を眺め、どんなことができるのか。

 それを考えていくこともまた、人の、心のありようしだいであろう。

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ふみ
いつも、ありがとうございます。 何か少しでも、感じるものがありましたら幸いです。