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「納得」は「説得」からはうまれない。

今、人事評価をしています。

人の評価って当然難しいものですが、私は二つの点だけは大切にしようと意識しながら評価をしています。

本人が「納得」できる評価であること。
本人の「成長」につながる評価であること。

当然ながら"本人"を向いています。


昨日、他の評価者(役職者)たちと、目線合わせのような打ち合わせがありました。その評価の仕方は良いとか悪いとか、そんな話をしたんですが、周りの役職者たちの考えに、すごく「違和感」というか「不快感」というか、そんな気持ちが浮かんだんです。
なんでかな?と思ったんですが、彼ら、"本人"を向いていないんです。
「こういう評価をしたら上から指摘されるんじゃないか」上から減点されないように、この評価がいかに妥当か、根拠があるか、数値化されているか、そんな、『上司を説得できる材料』で塗り固められた評価表になっているんです。

一見、しっかり書かれた評価表ですが、「どっち向いてんだろなぁ」って。それが違和感の正体でした。


「納得」は「説得」からはうまれないと思っています。
正当化されたそれを押し付けるような、そんな「説得」をされてもね。こっち向いてない人の言葉に、納得できるわけないんです。

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なさじ
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