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「どの程度思いやりに包まれているか」を測れるなら、組織内の最低温度を上げることこそが健全な組織作りになると思う。

また隣の課で、メンタルが折れて休職に入る社員が出たという。

とても残念に思う。

課によって、やはり発生度合いに違いはある。うちの課からは出ていないが、隣は、この一年でも四、五人出ている。

今回のケースを見ると、折れてしまった人と一緒に仕事をしていた人が原因だったようだ。そいつは、これまで、何人も折ってきている。お客様に提供するサービスの品質は非常に高く、自分に厳しいが、仲間にも厳しい。

メンタルが折れてしまう場合、そこには、だいたい「仲間に厳しいやつ」が存在する。

「仲間に厳しい」

立ち止まって考えてみると、うちの課にはほとんどいない。そういう人が入ってきても、いつの間にか「仲間に厳しい人」ではなくなっているようだ。

それってどういうことなんだろう。

「仲間に厳しい人」って、ズバリ思いやりに包まれていない人なんじゃないかと思う。

思いやりに包まれていたら、他人の弱みも受け入れられるんだ。

社員の満足度を考えるとき、ありがちなのは、そのために何かイベントをしたり、アンケートをしたり。

でも、それをやると、社員の満足度や「どの程度思いやりに包まれているかの度合い」は、「いつも参加する人」、「いつも声を発する人」の温度だけが上がる。最高温度や平均温度が上がったって組織は健全にはならない。

全体に染み渡る施策である必要がある。


「どの程度思いやりに包まれているか」を測れるなら、組織内の最低温度を上げることこそが健全な組織作りになると思う。

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なさじ
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