【風の時代の養生学】乳酸菌がヨーグルトの200倍!アジアの乳酸発酵茶&微生物茶の面白い話
先日、阿波晩茶(あわばんちゃ)の話を書いたら、タイに「ミエン」という乳酸発酵茶があるというがあるという情報をいただきました。
■茶のお漬け物? 食べる乳酸発酵茶ミエン
ミエンはお湯で抽出するのではなく、噛み茶。お茶の漬物のようなものらしい。すっぱ苦いらしい。調べてみたらこんなレポートがあったので、お茶好きのマニアックな方に共有します。
タイ北部における発酵食用茶『ミアン』の伝播に関する一考察
まあ、これは情報が情報を呼んだということでしょうが、さらに楽しいセレンディピティが!
■ガツンと腸まで届き高血圧・高脂血症・便秘に効果
吉祥寺の中国茶専門店「青蛾茶房」でこんなお茶との出会い!
飲み方は簡単。マグカップに数枚いれて、お湯を継ぎ足しながら飲んでもいいし、やかんで煮出せば2gで1.5リットルくらいのお茶ができる。
渋みはなく、うっすらとした酸味とほのかな旨味、そぼくな味で飲みやすい。阿波晩茶に似てますね。普通に美味しいです。
これで乳酸菌がヨーグルトの200倍なんて素晴らしい。
発酵食マニアの方にも発酵茶、おすすめ!
■日本の4発酵茶を比較、さらに…
発酵茶について検索していて見つけたのが、こちらのサイト。
日本の微生物発酵茶、愛媛県の石鎚黒茶(いしづちくろちゃ)、高知県の碁石茶(ごいしちゃ)、徳島県の阿波晩茶(あわばんちゃ)、富山県のバタバタ茶、そしてタイのミャンを、製法、抗酸化力、カフェイン量などで比較。
■植物性乳酸菌は腸管への付着性が低い?
さらに気になったのが上記のページの中の次の記述。
一般的に植物性乳酸菌は腸管への付着性が低いそうだ。たとえその乳酸菌に免疫活性化や整腸作用などの機能があったとしても、腸管に付着しなければ飲んでも通り過ぎて出て行ってしまう。そして、阿波晩茶のプランタラムは腸管に付着する力がかなり弱かった。しかし石鎚黒茶のプランタラムは、腸管にくっつく力が強いことがわかったそうだ。
これは、植物性乳酸菌は動物性乳酸菌にくらべ、腸管への付着性が低い、ということかしら?そして付着性と定着率は別のお話かしら?
■生きて腸まで届く植物性乳酸菌
植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌より生きて腸に届きやすい。
↑サムネイルが出ませんが、東京農業大「食と農」の博物館 「日本の食文化 植物性乳酸菌を科学する」という資料のpdfです。
まだまだいろいろ勉強不足。
とりあえずは、縁があって手に入ったものを、楽しく美味しくいただくのがいちばんですね♡
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