機能的で、見た目シンプルで、たまに洗える黒リュック。「VEIL」がとてもよかった
ひさびさに黒リュックを買った。とてもおもしろい黒リュックだった。
基本的にふだんのバッグは黒いバックパックと決めており、これまでいろんなものを使ってきた。最近は「当面これでいいか」と選んだ無印の定番のやつを持ち歩いていたが、間に合わせのつもりがずいぶんと長くなっていた。
なにかいいものはないかと数ヶ月探しまわっていたところに、TENTから良さそうなものが出た。
「VEIL」というモデルである。
上記ページを見ればわかるが、コンセプトがおもしろい。
「気軽に洗える、新発想のリュック」
洗えるようにするためには、どうあるべきか。そうやって作られたリュックはとても機能的で、使い勝手がよく、背負った感じのシルエットも“ちょうどいい”のだ。
かんたんにレビューしてみよう。よかった点をならべていく。
「外」と「中」を分離できる構造なので
これがよくできてるのは、洗濯機で洗えるように、「アウターバッグ」と「インナーバッグ」に分かれているところ。
アウターバッグはやわらかな風合いのコットンとメッシュ素材でクシャクシャっと折り畳めるほど薄手で、軽い。対してインバーバッグはPCスリーブや小物入れを兼ねており、しっかりとした硬さとクッション性がある。
Macを持ち歩くときはインナーを入れる。使わないときはインナーごと外せば、まるでエコバッグのような軽さとやわらかさになる。
インナーにこういうオーガナイザー的パーツを入れられるバッグ自体はこれまでもたくさんあったけど、だいたいは外側もしっかりしたナイロン製だった。外側をこんなにぺらぺらにしてしまったところが新しい。
小さくたためるし、洗える。
ぺらぺらふわふわのアウターバッグはこんなふうに小さく丸められる。イメージとしてはエプロンくらいのボリューム感。
これならサブバッグとして旅行バッグに入れておける。まだ旅行にはいってないけれど、使い勝手の幅はかなり広そうだ。
コットン製でこの大きさである。当然、そのまま洗濯機で洗える。
これが地味にうれしい。
ぼくはリュックをお店の床に直接置いてしまったり、コンクリートの壁にずりっと擦ったりしがちなので、一週間もするとさすがに洗いたくなってくる。いつでも洗濯機に放り込んでさくっと洗えるのはとても助かる。
洗うたびに物を取り出すので、そこそこのペースでちゃんと中身を整理できるのもよかった。
そして背負ったときのかたちがいい。
アウターバッグの風合い、やわらかさのおかげで、背負ったときのシルエットがまたすばらしい。
すとん、となる。この感じ。
あまり角張ったのも好きじゃないし、ぼってりとしたのもちょっと違う。肩のあたりから腰にかけて、「すとん」と落ちるようなかたちが好きなのだ。
なかなか探すとないもので、「ちょっとだけ違うんだけどなぁ」と思いながらいろいろ使ってきたけど、このVEILはぴったりとはまった。
洗えるように、外と中を分けて、外の素材は軽めのやつにしたところ、シルエットもいい感じになっている。全部つながっているようで、よくできている。
いろいろ細かいこだわりも。
内側はメッシュ。スポーツジムとか行くときに使うのもありだし。
干すためのフックを引っ掛ける「わっか」が下部についていたり。
インナーバッグは小さなポケットがついていて、これ単体でPCスリーブとしても使えそう。
というわけで、ひさびさに大ヒットの黒リュックに出会いました。
これで1万4850円ってのはなかなかお手頃な感じすらあるわけで。たまに出社するくらいのリモートワーカーにはこんなバッグがちょうどいいんじゃないでしょうか。
まだ買って一ヶ月くらいだけど、本当にいいものだと思う。このリンクから100個くらい売れてほしいくらい(アフィリエイトリンクでもなんでもないけど)。
じゃ帰ります。