ここ最近行って美味しかったスパイスカレー屋さんを振り返る
大多数の男の子がそうであるように僕もカレーが大好きだ。
最近はいい感じのスパイスカレーのお店も増えてきたこともあって、昨年末くらいからとりあえずお昼はカレーという生活を送っていた。
自分のGoogle Photoを「カレー」で検索してみたら、何度も通った職場付近のお店から、近くに行った際には絶対寄りたいお店、怖くて勇気がいるけどまた行きたいお店などいろいろ出てきたのでまとめておく。
スパイスポスト(代々木公園)
代々木公園駅前にあるカレー屋。朝8時から営業している。キーマとチキンカレーのあいがけがおすすめ。チキンカレーはスープっぽい感じでおかわり可。
人気店なので11時前に行くのがおすすめ。だいたいパクチーをトッピングする。たぶんここは最も多く行ったスパイスカレーのお店になるが、まだこのときは気づいていない。
SUAGE(渋谷)
いわゆる「スパイスカレーのお店」ではない。札幌発のスープカレー専門店。野菜の素揚げが串揚げっぽくなってるのが面白い。
ライスにチーズをトッピングするのが最高だった。ヒカリエすぐ横の好立地だけど空いてていいなと思った。
カフェ・レッドブック(中目黒)
仕事の合間に寄ったカレー屋。ラムのカレーを食べた気がする。美味かった。地味に好きなパパドがついてくるのが妙に嬉しかった。
シンガポールバクテー新加坡肉骨茶(赤坂)
職場近くなのでランチにバクテーをよく食べに行ってたお店。ある日、バクテーカレーとかいうのが登場していたので迷わず注文。
お皿の色味、ご飯の丸っこい感じ、ごろごろの肉、取り囲むようなカラフルな副菜。これはスパイスカレーだし、味も良かった。しかしこの店でこんなカレーが出てくるとバクテーとカレーどっち食べるか非常に迷ってしまう。
(赤坂店は閉店してました)
ポークビンダルー食べる副大統領(渋谷)
奥渋谷っていうの? 渋谷の奥のほうの、富ヶ谷に行く途中にある変わった名前のポークビンダルー専門店。席に座ったら自動的にポークビンダルーが振る舞われる。ポークビンダルーとはごろっとした豚肉を甘みと酸味で漬けて煮込んだカレー。すっごい美味しい。
ポークビンダルーは一番好きなカレーだ。特にここは卓上のトッピングが素晴らしい。マスタード、辛いやつ、ジンジャーのやつなどなどいろいろ混ぜて楽しめる。
この続きを読むとわかるが、めちゃくちゃ行ったカレー屋四天王に入る。
タップロボーン(青山一丁目)
スリランカ料理のお店。「ランプライス」というのがすごいから食えと言われて注文してみたらすごかった。江戸時代に東海道を旅する人が小脇に抱えてそうな何かが出てきた。印象が適当すぎる。
開けてみるとさらにすごい。食べ物とそうじゃないものの中間くらいにあるやつだった。しかしその香りはカレー。
これがむちゃくちゃ美味い。いろんなものが葉っぱの中でぎゅぎゅっとまとめられちゃってるので、ひと口ごとに味が違うし、食べてるものが違う。なんだこれは。
いま食べたのは何だったんだ?ともう1口食べるともうそこにはいない。追いかけても追いつかない。これがランプライスか…。
衝撃的なカレーだった。
カリガリ(赤坂見附)
都内各地に点在している、たまに場所が変わったりするらしい間借りカレー屋さん。会社の近くに出店しているのを見かけて喜び勇んで行って一瞬で食べた。
この隣にあるコーヒースタンドも最高なので、ぜひ行ってみて。
大阪マドラスカレー(赤坂見附)
以前、大阪に行ったときに食べた昔ながらのカレーが強く印象に残っていて、それに近いお店を赤坂見附で見かけたので行ってみた。
あーこれこれという感じの期待通りのカレーだった。スパイス感がありつつも奥のほうからやってくる甘さ、生卵でマイルドになる感じ、ややもったりしたライス。こういうカレーもたまに食べたくなる。
カリガリ(赤坂見附)
カリガリはお昼にちょうどいい。さくっと入って1000円前払い、席に座ってカレー出てきて食べてコーヒー飲んで会社に戻って。なんか松屋・吉野家みたいな感覚でふらっと行ける安心感のあるスパイスカレー。
東方遊酒菜 ヌワラエリヤ(赤坂)
博多に行ってまでカレー食べなくてもいいのでは?って自分でも思うくらい昼は口がカレーになっていた時期だ。地元の方おすすめのスリランカ料理店でカレーを食べた。これはめちゃくちゃ美味い。ライスの上に乗ったすっぱムーチョみたいなやつも良かった。
(※赤坂は赤坂でも福岡の赤坂です)
タップロボーン(青山一丁目)
ランプライスにやられて以来、タップロボーンには昼休みに自転車に乗って行くようになった。あの赤いレンタルバイクで行く。ランプライス以外にはこの定番のプレート。数種類のカレーになんだかわからない副菜がいろいろ乗って複雑な味になるのがいい。
スパイスポスト(代々木公園)
スパイスポストも行き過ぎてるがここは癖になる。キーマとチキンの組み合わせが最高だ。だいたいチキンカレーのスープを1回おかわりして、動けないほど満腹になってちょっと後悔する。もうしばらくいいかな、と思いながら、また翌々日くらいに来てしまうのだ。
ポークビンダルー食べる副大統領(渋谷)
ポークビンダルーが恋しくなったらここに来るしかない。なぜならポークビンダルー専門店だから。他のお店でもポークビンダルーはあるけど、ポークビンダルーはここのために取っておくようになった。
同じ建物に入ってるカツ丼屋も美味そうなんだが、名店なんだが、ポークビンダルー以外を選ぶことは自分にはできなさそうだ。
吉田カレー(荻窪)
とにかく緊張するけどめちゃくちゃ美味いカレー屋があるぞと連れてってもらった。朝10時くらいから1時間くらい並んだ。カレー屋に並ぶという経験があまりなくて驚いたが、人気店ともなるとすごい。
いざ入店してみると、なるほど、ものすごい緊張感が漂っている。大声での会話は禁止、ブスの女子会は禁止(貼り紙に書いてあった)など独特の空間ながら、カレーはたしかにむちゃくちゃ美味い。妙な緊張感の中で食うカレーは格別のうまさだった。毎週行く感じじゃないけど気合を入れてたまに行きたいお店。1度は行っておいてよかった。素晴らしく美味しいカレーだった。
スパイスポスト(代々木公園)
もはや安心感がある。午前中に行けばすっと入れて、いつも確実に美味しいスパイスカレー。チキンカレーのスープをおかわりして、卵黄をくずして、キーマとも混ぜて食べる。ちゃんとスパイス感。出る頃には行列ができている。
カレーノトリコ(神田)
緊張しながらスパイスカレーを食うという体験が忘れられず、訪れた神田のカレー屋。ここも相当なものらしいぞと聞いてきたが、すごかった。想像以上だった。なにしろ店長が来ているTシャツに「気難しいクソ店主」とプリントしてある。自称している。それを見た瞬間ピリッとした。すでにスパイスを感じた。
無言でカレーを食べる。美味い。無言で食べるスパイスカレーは極上の味だ。これは皮肉でもなんでもなく、吉田カレーにしろ、カレーノトリコにしろ、この雰囲気で飯が美味い。不思議なことだが、自分はこの凍てついた空気がわりと好きなんだろう。
スパイスポスト(代々木公園)
いやいやそうはいってもここに来ると安心する。週に1回はこないと体調が悪くなるくらい好きだ。キーマとチキンのあいがけ。だんだんわかってきて、ご飯の量はやや少なめにしている。またすぐ来たいなと思うような量にするのがそのジャンルを楽しむポイントだ。
旧ヤム邸シモキタ荘(下北沢)
Google Photoがカレーだと認識してくれなかったので、下北沢で撮った写真という位置情報から探しだしたカレー。これぞザ・スパイスカレーな見た目。「白味噌の春色豆腐ディップのせ生姜としらすのほんのり甘いアップル鶏キーマ」と「ひじきのピリ辛ラー油あえと食べる春キャベツとチンゲン菜の山椒ポークキーマ」と「新玉ねぎの黒オリーブトマト煮がけアスパラとレーズン入りSpicy牛豚キーマ」のあいがけである。
ここまでくると、煮物と佃煮と漬物と味噌汁とご飯だってもはやカレーなんじゃないかと思う。納豆ご飯だってカレーだ。
タップロボーン(青山一丁目)
スパイスポストに並ぶ癒やしスポット。普段着のスパイスカレーはここのワンプレート。真ん中下の鮭フレークみたいなカレーが妙に美味い。右はクリーミー、左は肉々しい、上の漬物と混ぜながら食べるのがいい。
スパイスカレー青藍(高円寺)
器の青、サフランライスの黄色、カレーと副菜の彩り、見た目的なバランスに一番しっくりくるスパイスカレーだと思った。古典的名画のようなカレーで、思わず見入ってしまった。
こうなると味は言うまでもなく、完璧に美味い。最高だった。
肉山(吉祥寺)
知人に誘われていった肉山の締めで出てきたカレー。たまに行く肉山は良い。どんどん出てくるお肉はもちろん。このカレーだってなんともいえない良さがある。
サンラサー(東新宿)
前日にインスタで予約しないと行けないカレー屋さん。だいたい予約開始時間を忘れちゃって、ああまた今度だなってなるのだが、この日はアラームをかけて忘れずにメッセージした。
キーマが素晴らしく美味かった。トッピングの豚も良い。コロナ禍でテイクアウトのみだったが、お店にも行きたい。
半月(大久保)
Googleが機械学習で確実に「これは最近よく言われるスパイスカレーってやつやろな」って当てられそうな美味しそうなスパイスカレー。これはなんだったっけ。たらこ入りのキーマとチキンのあいがけだった気がする。毎週変わるメニューがとても楽しみなカレー屋さん。大久保駅近くというのも行きやすい。山手線に乗っていて思い出したように行く。
半月(大久保)
また思い出したように行ってしまった。
スパイスポスト(代々木公園)
このスパイス感たっぷりのシャバシャバチキンカレーが飲んだ翌日にしっくりくる。このカレーまで含めて飲酒なのだと思う。
ポークビンダルー食べる副大統領(渋谷)
ポークビンダルーは美味い。ポークビンダルーも美味いけど、それを成り立たせているのは、この写真の左下にちょこんと乗ったアレなのではないかと思い始めている。それくらいアレはうまい。
メニューが1つしかなくて座ったらそれが出てくるお店って確実に美味いですよね。他にどこのお店がそうだったかいまは思い出せないけど。
ツラとキモ(三田)
肉山の締めのカレーに通じるものがある。意外なスパイス感と辛さに生卵を溶いて食べる。肉からのこれ系カレーは堪らないものがある。
カッチャルバッチャル(大塚)
夜営業のカレー屋。チーズナンも美味いがカレーも絶品だった。ご飯はもちろんお酒に合う。ちょっとおしゃれなカレーというか、ガガッと食べて出るタイプのお店ではないというか、こういうのもたまにはいいなと思った。おつまみ類も大変美味しいのでここはついつい飲んでしまう。
タップロボーン(青山一丁目)
ライスが赤いプレートがあったので食べてみた。赤酢のシャリの寿司屋みたいなものだろうか。特に違いは感じなかったがいつもどおり美味しかった。
メーヤウ(西早稲田)
かつて早稲田にあった伝説のカレー屋。すごく辛いのになぜか癖になる味と評判の人気店でした。
3年前に閉店してしまいましたが、熱心なファンの尽力により今年ついに復活を果たしました。その奇跡のストーリーはこちらの記事を読んでみてください。
現在はテイクアウトのみの営業。さっそく食べてみましたが、1口で昔の記憶が蘇るような、そんな懐かしい味。完璧な再現度。
学生時代に通っていた人も、メーヤウは初めてという人も、とても美味しいカレーなのでおすすめしたい。
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カレーが食べたくなったらとりあえずタップロボーンかスパイスポスト。これに加えて、ポークビンダルーならあの副大統領。
その3店が何度も行ったランキングベスト3だったと思う(実は職場のビルにエリックサウスが入っていて、桁違いの回数行っていたが近すぎるので無効とした)。
半月や青藍の美しいカレー、吉田カレーやカレーノトリコのピリっとした空気、Googleがカレーと判別しない旧ヤム邸のキーマ。全部が全部良かった。
まとめ
カレーはおいしい。