ちょっとしたスピーチのコツ的な何か
直近で大きめなプレゼンテーションをする機会があった。
ほんの少し手応えがあったので、なるべくレベルアップできるよう、考えをまとめていきたい。
というのも、スピーチはなかなか緊張してしまい、そこまで得意だ、という感じではない。
最近こそ、機会に恵まれ経験が積めてきたものの、以前はどちらかと言えば、苦手な方だった。
いま思い返してみても、なかなか散々だったように思える。
・焦ってしまい、余計に早口になってしまう
・話に詰まってしまい、不要な情報まで喋ってしまう
・むしろ、必要な情報が伝わらない
・早く終わらせようとして、聞き手の表情を見ないで喋る
・挙句の果てには、自分で何を言っているのかわからない
ヤバすぎる。
しかし、殆どすべては、事前準備で決まってくる。
逆にいえば、きちんと準備さえすれば、本番の支えになる。
つまり、うまくなることは可能。
なので、準備してやっておくといいことを、いくつかまとめてみた。
総論
① 目的を決める
② 聞き手を想像する(何を聞きたいか、どれくらいの情報量か)
③ 喋る内容について理解する
④ スピーカーノートをつくる
⑤ 喋る練習をする
⑥ 録音して聞いてみる
各論
① 目的を決める
このスピーチの目的はなにか。
ブレストなのか、共有なのか、合意形成なのか。
すべては、その目的次第で決まってくる。
これが決まっていないと、「ボンヤリ」としたスピーチになってしまう。
② 聞き手を想像する
相手に判断を求めるのであれば、判断に必要な情報を用意する。
提案であれば、その意図とその提案がなぜ良くて、それが聞き手にとってもプラスであることを示す必要がある。
また、聞き手の知識レベルを踏まえたうえで、
抽象的な概念を話したほうがいいのか、それともイメージしやすくなるよう具体例を交えたほうがよいのかを決める。
「知らないことば」で話されても伝わらないのである。
③ 喋る内容について理解する
自分が話すことについて、十分理解をしているか。
自分が理解していないこと、納得していないことを聞き手に伝えるというのは難しい。
④ スピーカーノートをつくる
スライドの内容をそのまま読んでも仕方がない。
それだけであれば、資料を配布すればよい。
大事なのは、スライドにかかれていることが「なぜそうなのか」の意図を伝えることが大事になってくる。
困ったときのカンペが手元にあるだけで安心するはずだ。
ポイントは書きすぎないこと。
⑤ 喋る練習をする
本番の完成度はここで左右をされる。
書き言葉と話し言葉は、別ものなので、喋りに詰まるところが出てくるはず。
ここで、声に出して読んでみて、スピーカーノートを調整すると、段々と仕上げってくるはずだ。
⑥ 録音して聞いてみる
いまは良い時代で、スマートフォンがあれば録音ができる。
それを聞いてみて、わかりやにくいところや、言葉に詰まるところがないかをチェックする。
ひとつテーマを決めてみるのもよい。
たとえば、「〜と思います」という弱い断定をしないことだったり、
「えー」「えっと」をなるべく使わずスムーズに話してみよう、等だ。
最後に心構えとしては、「うまく喋ろうとしすぎないこと」
準備している、というのはちゃんと相手に、安心感として伝わるし、
不明なところは、質疑応答を通じて、双方向のコミュニケーションをとれば、カバーができるからだ。
せっかくの機会なので、楽しんでしまおう。
ということで、なにかの参考になればとても幸いです。