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「恐れ」は解消できるのか
起業してほどなく、それまでにはない心に重く大きくのしかかったことがありました。
その後も何度かこのなんとも言えない重い嫌な感覚に襲われたのです。
それは何か。
そう、
それは「恐れ」でした。
大企業だろうが、零細企業だろうが、経営に携わる者が必ず何度かは心を苛まれるこの経営不安的な感覚。
個人で事業をやっている私も、例外なくこの経営不安の「恐れ」が
何度もやってきました。
苦しかったですね。この重さ。
「売上げなく、来月生活費が用意できんかったらどうしようか・・・」
一旦恐れる気持が湧くと、段々とその気持ちが増幅してきます。外の景色が天然色じゃないんですよね。
グレー 笑
このやっかいな「恐れ」というもの、必要なのか。
幼児期には恐れってないけれども、生活していく中で徐々に恐れが刷り込まれます。
そして、この恐れや怖さを覚えることで、安全を選択できるようにはなりますよね。
さらに、今まで生きてきた環境や経験によって、対象となる「恐れ」は徐々に変わります。
先天的な遺伝子にも人類の過去からの「恐れ」も備わっているようです。
であるならばなおさら「恐れ」って無くするのはムリなんじゃないか。
じゃどうすればこのどうしようもない感覚をいかに解決したらよいのか。
「恐れ」のスイッチが入るたびに、じっと身もだえてその感覚が収まるまで待つ?
僕は、ふたつのパターンを考えた。
要は考え方というか気持ちの問題なんだけど
ひとことで言って「死ぬか生きるか」で「恐れ」を分けてみる。
例えば、飛行機が落ちるのが怖いという恐れの場合、落ちればまず死ぬ。
他方、明日にでも強烈なクレーマーの家に行かなくてはならない場合、
死ぬことはない。
こう考えると、死ぬかもしれない「恐れ」に対しては、避けたらよいですよね。
怖ければ飛行機に乗らなければよい。無理することはない。簡単です。
一方、「死」とは全然関係ないことでの「恐れ」のとき。
さっきのクレーマーの例のほかに、借金取りが来そうとか、免許取り消しになるのではないか、あるいは故障したパソコンが直らずデータが全部飛んだらどうしようなどなど。
これって、もしそうなった時どうするか。その時その時で何らかの対応をするはずですよね。
つまり生きていればその時点で何かができる。そして事が起こった時に、次にどうするかを考えれる。
その先がまだ続いてくれるということなんですよね。
良くも悪くも「死」はない。
新たな展開は迎えるが、とにかくその先がある。
それに気づきました。
多くの人は「恐れ」が起こったらそれですべてが終わりと思っています。
その嫌な妄想だけが大きくふくらんでいる。
でも「恐れ」は憶測や思い込みや妄想であって、まだ起こっていません。
恐れる事態が起こらないかもしれないし、起こらない確率が少ないのに自分で勝手に確率を上げて恐れているのかもしれない。
先述の私の例でいうと、資金が枯渇して生活ができなくなるんじゃないか
という強い「恐れ」がありました。
実際は、奇跡的に数日前、施工依頼がポンと入り、続けてまたミニ工事が
ポンと入ったのです。
首がつながった。
結果、「恐れ」は現実になっていないままでした。
もし現実になったら、まだ生きているので、その時に新たに考えることができ、動くことができます。次の展開がある。
そう思うと、生命にかかわらない「恐れ」の場合は、どうにでもなると
いうことじゃないでしょうか。
そう考えることにしたら気分が軽くなりました。
多くの人は「恐れ」が起こったらそれで終わりと思っています。なすすべもなくその嫌な妄想だけが大きくふくらんでいる状態。
よく聞く「死ぬこと以外はかすり傷」という言葉。
若い頃は無邪気で、こんなこと思ってもいなかったのですがね。
「恐れ」を解消する理屈は自分なりに分かってもスッキリはしません。
次々と出てくる「恐れ」や「不安」に実際どう対処するか。
実はこのめんどくさいヤツから避難するちょっとした方法をお伝えしましょう。
その方法とは、自己暗示です。
例えば、お風呂に入っているとき、あの嫌な「恐れ」の感覚が急に襲ってきたとします。
そこで、おもむろに胸に手を当てて、
「だいじょうぶだよ・・・だいじょうぶだよ・・・」って
落ち着いて何度も何度も上下にゆっくり手で胸をさすります。
そのときに大事なのが、「だいじょうぶだよ」と言ってくれる別の誰かを
思い浮かべるのです。
例えば観音様や天使みたいな、自分がやさしいと感じる、この世を超絶し存在をイメージする。
つまり、絶対的な力を持ったやさしさの象徴が、自分の胸を「心配しなくて大丈夫」とさすってくれるのを想像してみてください。
胎児が羊水の中で母親に守られているような安心しきった感覚っていうか。
何度かくり返すと、「恐れ」の感覚が不思議におさまってきます。そしてじわ~っと安心感に包まれます。
「自分は困った人を助ける仕事をしているのだから、うまくいかないわけがない」という力強いモチベーションが出てくればOKです。
普段の生活の中でそんな守護的感覚ってないです。だから自分自身で安心した状態を作るわけですね。
子供だましに近いですが、私には効果は抜群なのです。
いつも不安にさいなまれている人は一度試してみてください。
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