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ぼくらは自由でいるために「倹約」に挑む

こんにちは。皆さんは「自由」についてどのように考えていますか?
ライフスタイル全面見直しの旅に出たときに、お金と自由との関係を見直してみたところ深い気付きが多々ありました。
今回はそんな話をまとめたいと思います。



倹約は「自由」を手に入れるための手段

この記事は、「自分の人生を取り戻したい」と考えている方に届けたいと思います。
私たちはお金を使うことで、便利さや快適さを得ていますが、その一方で多くの支出に依存することで、逆に自由を制限してしまうこともあります。そこで、倹約というアプローチを取ることで、生活にかけるエネルギーを最適化させることができ、お金をつかうより自由度が上がると、今なら確信できます。


倹約のメリットを体に染み込ませる

倹約というと「お金を節約する」ことばかりに目が向きがちですが、それだけでは続けるのが難しくなります。本当に大切なのは、倹約のメリットを体の奥深くまで染み込ませ、日々の生活で意識することです。

倹約のメリット1:仕事や職場への依存度を減らせる

今回の見直しで、一番心に刺さったのはこのメリットです。 経済的な自由を手に入れるためは、収入を増やすか支出を減らすかどちらかになります。
今まで収入を増やす方に視点が向いていましたが、実は支出を減らす方がメリットが大きいことに気づきました。
月々のキャッシュフローに余裕を持たせる意味では、「収入を増やす」「支出を減らせる」は同じ効果になります。
しかし、「支出を減らす」と追加で以下2つのメリットがあります。

  1. リタイヤ後に必要となる費用を減らせる。
    ここでは年金額を毎月10万、老後20年間で計算します。
    毎月30万円 →4,800万円((30万円-10万円)×12カ月×20年間)
    毎月20万円 → 2,400万円((20万円-10万円)×12カ月×20年間)
    毎月15万円 → 1,200万円((15万円-10万円)×12カ月×20年間)

    自分が40代後半なので、リタイヤ後の生活が身近な心配事になってきました。 収入を増やすベクトルで進めていっても①の貯金を貯めるのは本当にしんどい。

    ②③を見ればわかると思いますが、毎月の生活費を5万円削減した生活を組み立てられれば、リタイヤ後の費用を1000万円単位で削減できます。 このインパクトは大きいし、試してみる価値が十分あると判断しました。

  2. 働き先の選択肢が増える
    60歳以降の仕事のことを考えると、正直心苦しかったです。

    支出を最適化せずに、仕事を探すと収入面での制約が強くなります。
    なので、60歳以降も通用するスキルや体力・精神力をどうやって保持するか考えるだけでいやになっていました。

    ただこれも、今の支出を前提にしているからおきる苦しみであって、支出を減らせばそれだけ稼ぐ額を減らすことができ、その分働き先の選択肢を増やすことができます。

    支出額を減らすことで、今とこれからの働き方に関する制約を減らすことができることに、強い魅力を感じます。

倹約のメリット2:時間と労力を節約する

もう一つ、倹約の重要な効果は時間と労力の節約です。あまり意識してこなかったのですが、お金を使うことには時間と労力がかかります。倹約を心がけることで、こうした労力からも解放され、時間の使い方が上手になりました。

1.お金を使うことで生じる労力を減らす
例えば、買い物にいくときに、以下の労力がかかります。

  1. ほしいものを洗い上げる

  2. ほしいものを買いにお店に出向く
    (近所の買い出しでも5分~10分かかる)

  3. ほしいものをお店の棚にあるか調べて取り出す(棚から探し出すのも数分かかります)

  4. 会計のために並ぶ

  5. 支払をする(クレジット払いでも数分かかる)

  6. 買ったものを持ち帰る(重いと体力も奪われる)

  7. 買ったものを使える状態にスタンバイする
    (これをしないと買ったものが死蔵してしまうので、確実にやる)

  8. レシートをお小遣い帳に記録する

  9. モノによっては、買ったものを記録しておく
    (デジタルガジェット・収納用品などは大きさ・スペック記録しておかないと、次の買い物のときに困ることになる)

ざっと洗い上げてみましたが、1つのお店で買い物をするとなると、30分~1時間は平気で削られてしまいます。

買い物自体が楽しみだったり、やらなくてはいけないことだったりするので気づきにくい点ですが、買い物は自覚している以上に負荷が高い作業です。

今までは買うことで5分・10分省力化できる程度であれば時間を買う目的でお金をつかっていましたが、買わない方がかえって時間を節約できるのではないかと考えが変わりました。

2.行動を最適化できる
倹約に取り組むことで、「お金」という指標で、自分の行動を見直すことができます。
賢くお金を使うことで「必要な行動」を的確に判断できるようになります。このメリハリのある行動が、より生産的で充実した生活へと導いてくれるのです。


倹約を続けるために

倹約に取り組むためには、単なる「節約術」ではなく、自分なりの倹約を続ける理由付けが必要です。自分の経験上、「やったほうがいい」というマインドセットでは長続きしません。

そのためには、自分にとって「自分にとってお金とは何か?」「お金を使うとはどういうことか」という問いを常に問い続けていくことが大切です。

お金を使うことで何を得ているのか、お金を使わないことで何が得られるのか、そんな視点を持って考えることで、倹約が単なる「節約」から「自由を手に入れる手段」へと変わると確信しております。


まとめ:倹約は自由の鍵

倹約は、ただお金を貯めることだけが目的ではありません。 むしろそれによって得られる時間自由こそが最大のメリットです。

言い方を変えると、資本主義社会では知らず知らずにお金の奴隷になってしまうため、お金がもたらす制約を「倹約」を通じて開放していくことが必要だと思います。
(自分も振り返って、想像以上にお金の奴隷になっていたことにびっくりしました)

安心感と余裕と自由を手に入れるためには、お金ではなく倹約の習慣ということを今強く思いますし、未来の自分にも伝え続けたいです。

倹約に関する具体的なTips(という名の試行錯誤の沼)は今後noteを通じてまとめていきたいと思います。

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