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工芸の”語り部”つくり、工芸ソムリエ資格を!

こんにちは。久しぶりになってしまいましたが、ここ数年来企画を温めていたプロジェクトをかいてみようと思います。この企画を進めるために商標も取り、社団法人も設立済みですので、いよいよ具体的にしていければと思っています。

それが、検定名:「工芸ソムリエ」です。

背景

5年前の創業時に、”伝統ある工芸文化をどうしたらより発展、促進できるのか、それに自身のスキル・立ち位置で貢献できるのか”をあれこれ思案しました。

全国の生産現場や末端までの流通をくまなく見るにつけて、”工芸品を生活の中に取り入れる必要性を認識していただくプロセスが足りていない”とふんわりと感じていました。

製造→流通→販売という商流において、顧客にとって意思決定は機能だけを追求すると格安商品でこと足りてしまう。。。そしてfact baseでも工芸品の市場はここ20年で1/3に縮小してしまっています。詳細

これらの背景にアイデアとしては2軸ではないかと思うに至ったのでした。ひとつはオンライン販売での加速。(この点についてはこちらに詳しく記載していますのでskip)

もう一方が「教育」ではないかと。
「教育」というのは工芸の良さを広める、学ぶというプロセス強化という意味です。その場に行って、知って、聞いて、触って、見てみることで自身も学びになりそしてそれを語りたくなる、そんな経験をしたからです。その体験をすると誰かに背景や商品のこだわりを自然と話したくなるのです。

このプロセスをビジネス的に広めることができたらいいのではないか?


仮説:工芸普及には学ぶプロセスが抜けている

以下の図示のような、知人から工芸品や工芸についての話を聞いて知り、関心を持って学ぶ、そして関心が深まれば購入する、これらが連鎖していく流れ。

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この一連の媒介者を担う方を学びつつ「資格」取得していたく検定です。


「工芸ソムリエ」の役割

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・生産背景や歴史、工程など工芸品に関する「語り部」を育て、ファン形成・増殖の起点となる。
・これを”工芸ソムリエ“資格として人々の工芸への知識と関心を高め、結果ファンを増やすエンジンとなる。


カリキュラムの切り口案

これから詰めていく点も多いですが、資格は幾つの級に分けていきますが、基本的な切り口は以下のような感じです。

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オンラインでチェックする「工芸ソムリエ 基礎」(仮称)から、
現場での体験や面談?なども必要な「工芸ソムリエ プロ」まで段階的に取り組めるよう進めていこうとチームを作っています。

現時点ではかなりの妄想ですが、一応展開案。

数万人が取得する資格になるよう仕掛けていくことでこれらの実現は見えてくるのではないかと思っています。

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ようやくキックオフを迎えたところです。

これらの立ち上げに関心がある方や協業できそうな団体などあれば自選他薦あればぜひお声掛けください!

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