課題図書 呪術廻戦 著 大山くまお
店主から課題で出された本ですが僕は呪術廻戦において人の負の感情とか、人の中に潜む憎悪を綺麗に描かれているのが好きみたいで連載当初から読んでいました。
今回は強さを手に入れる言葉という事で自分の心情にはまった言葉について考えていこうと思います。
・呪いは呪いでしか祓えない
今の世の中は負の感情で溢れています。
大切なのは負の感情から生まれるエネルギーを問題解決する為のプラスエネルギーに変換する事。
その負の感情とは不安や悩み、いじめられた側に生まれる憎悪やコンプレックス、孤独感。
不満や嫉妬。
こういった負の感情は社会の至る所で生まれます。
そして負の感情がいじめや誹謗中傷など形を変え沢山の人を傷つける。
では、これらの感情をプラスエネルギーに変換するにはどうすればいいのか?
それは勇気や強さを持ち、立ち向かう事。
喜びよりも酷い目に遭わされた怒りの感情の方がいつまでも記憶に残っている事があります。
楽しい事や正しい事、自分の為になる事などポジティブなエネルギーよりもネガティブな時に生まれるエネルギーの方が大きい。
この負のエネルギーを今まで馬鹿にしていた人間が何も言えなくなる位偉くなってやる、凄くなって見返してやる。
など自分のモチベーションアップに変換する。
・呪いを祓って祓って祓いまくれ 自信も他人もその後からついてくるんだよ
自分から動かなければ何も始まらない。
本当は自分はこうありたい、こうしたいと思っていても前に進めなくなっている。
大切なのは弱点を受け入れ、弱みを強みに変える事
自分に足りない能力があるなら補う方法を考える。
トラウマやコンプレックスを乗り越える為には自ら行動を起こすしかない。
現在の人生を決めているのは運命や過去のトラウマではなく自分自身の考え方。
大切なのは未来であり目的。自分自身が望んでいる未来、目的が明確なら動き出す事が出来る。
過去のネガティブな経験は成長する為のバネになる。
・嫌がらせだよ見下されていた私が大物術師にでもなってみろ。家の連中どんな面すっかな。
個人的にはこの真希さんの言葉が一番深く響いた言葉でした。
自分を馬鹿にしていた人間、蔑んでいた人間を見返す。
昔いた職場では、お前はよそに行ったら何も出来ない。
飲食は向いていないと言われていました。
勿論自分にも非はありますが、段々自信が無くなり自分自身が信用出来なくなっていました。
今ではこういう考えに陥った際の対処の仕方は少し分かる様になりましたが、当時の自分には分かりませんでした。
現在では、出来なかったり何度も指摘されるのならじゃあどうすれば良いのか?
何度やっても出来ないのであれば
・マニュアル化して流れを統一してみる。
・間隔に頼るのではなく数字に出してみる。
・相手に伝えたい内容を書き出し添削して伝える。
結果が全てとは思いませんが、出来ているかが1番大事だと思います。
あまり口に出して言う事ではありませんが、「よし頑張るぞ!」という感覚ではなく馬鹿にしてきた人間、見下してきた人間が何も言えなくなれば良いと思っています。
「お前は遅咲きだから」と言われ、やっていた仕事は掃除やドリンク作り。
同級生と再会して仕事の話しになり、皆は自分の仕事に誇りをもって頑張っているのに自分は掃除。
この劣等感が凄く嫌で上司に「自分の仕事が掃除ばかりというのは恥ずかしいです」と相談しましたが、掃除も立派な仕事だと言われました。
勿論お仕事で掃除をされている方は自分に出来ない事をされているし、全く否定するつもりはありませんが、同期や後輩に会う度に感じる劣等感は隠せませんでした。
もしかしたら、会社の良い様に使われていただけかもしれません。
ですが、今は環境も変わり考え方も変わりました。
今では昔の環境で仕事が出来た事が良かったと思っています。
・錆び付くまで呪いを殺し続ける
それがこの戦いの俺の役割なんだ
自分がやっている事が正しいのか?
このような考えに陥った際、今すぐに判断をしないでロングスパンで物事を考える。
直ぐに役に立つ事ではないのかもしれないが1年、3年後に役に立てば良いと気持ちを切り替える。
未来にこうありたいという目標設定が出来ていればそこに対するアプローチは変わってきます。そこに対して今何をすべきかが大事。
・そのレベルで満足していると俺とオマエは親友ではなくなってしまう
そこで満足しない。自分が行くべき場所はもっと先にある。
自分一人では気が付かない事でも客観的な目で見てアドバイスをしてくれる人が必要である。
切磋琢磨していく仲間が近くにいるかどうかも大事。
ありがたい事にそういった方達との繋がりも出来てきて、自分より歳が一回りも下なのにしっかりされている方もいるし、話しをしていると勉強になる事しかないという位、自分の周りには凄い人が沢山います。
自分より若いから、立場が弱いからと言って話しを聞かない人間だけにはならないと決めているので、沢山の方に意見を言ってもらえると助かります。
・俺は不平等に人を助ける
不平等さによって自分に価値がないと感じて何もやる気が起きなくなる。
自分の性格上、完璧にとか良くしなくてはと思いがちですが、先ずは60点で良いと考え方を変えました。
いきなり100点は無理。60、63、65点少しずつよくなればいいやと気持ちを切り替えたら大分楽になった。
noteも100点目指したら一生あげられないのが分かっているので、先ずは回数から。
・彼は今まさにその擦り合わせの真っ最中
理想と現実に差があると何をしてもダメだとネガティブな気持ちになってしまう。
自分を取り巻く状況を把握して、今の自分に出来る最善策を選び実行する。理想通りに行かない事なんて沢山ある。
けど、そこで投げやりになるのではなく現実をしっかりと認識し次に打つべき策を考えなくてはいけない。
・自己中心的だね だが自己肯定か
生きていく上でこれ以上に大事なこともないだろう
自分自身、自己肯定感はめちゃくちゃ低いです。
自信が持てないという事は高校生の時から分かっていたし、「自信を持てよ」と他人は言うけど、心の中で(軽いな)と思っていました。
それに、持ったところで直ぐに無くなるものだと思っていました。
あくまでも過去の話しなので、今は違うという事をご理解頂ければと思います。
ただ、本当に親身になってくれる人は自信を持てとは言いませんでした。
それは、自信がそんな簡単につくものでは無いと分かっているからだと思います。
何度もバッターボックスに立ち、当たらなくてもボールをよく見てバットを振っていれば少しずつでも当たる様になります。
その積み重ねが自信になるんです。
少し脱線しましたが、自己肯定。
自身の短所、長所の両方を把握しその2つがあってこその自分だと考える。
短所があるのは仕方ない、うまく付き合っていけばいいだけ。短所の直し方にも色々とあると思うので自分にあった改善方法を見つける。
やるべき事を全て書き出す、流れを書き出してイメージする。
イレギュラーも必ず起こるので、対処法も考えておくなど。
・あのままじゃ 私は私を嫌いになってた
自己嫌悪になるとそこから抜け出すのは難しい。
先ずは自分の弱点を認めそこを鍛える。自らの意思で行動し自分の為に努力する。そうする事で時間はかかっても周りが認めてくれ、そんな自分を好きになる事が出来る。
色々と書きましたが、今いる環境で悩んでいる方も多いいと思います。
ですが狭い環境なので、そこから抜け出して新しい世界を見ると大した事ない悩みだった事に気が付きます。
ただ、一つ気を付けなくてはいけない事は全て相手が悪い訳では無いという事。
こちらにも必ず原因(弱点)はあるはずなのでその原因を自分で理解出来ればより強くなれる。
人と関われる時間は限られているので自分にとって大事な人の為に使える様になれば良いと思います。
殴られたり、弁当の白米以外を食べられたり、机の中にカチカチの食パンが入っていたり、トイレに入った時に上からモップやら雑巾が落ちてきたり、毎日コンビニの前で3時間も説教や愚痴を聞かされたり、上司に胸ぐら掴まれ様が人生という長いスパンで見たらたった一瞬。
将来笑い話しに出来るかどうかは自分自身だと思います。
復讐したい人がいてもその人を意識するだけ時間の無駄。
゛幸福に暮らす事が最高の復讐である゛です。