「他人に対する否定的な見方がブーメランのように返ってきて、自意識過剰になると書かれています。その事に気づいたのはいつですか?」
本当に最近ですね。
否定的になる時って、知らないってことを隠してる時だと気づいたんですよね。
人とは違うセンスの良い人に憧れがあって、その努力はしていないくせに、学生の頃はプライドだけがどんどん高まってしまっていて。
社会に出たら理想の自分と現実の自分とのギャップがものすごく大きいことを突きつけられて、ショックでした。やってきたつもり、知っていたつもりばかりだったと気付かされて、今までのことに中身が伴っていないと思ってしまって、プライベートも仕事に対しても意欲が全く湧かなくなってしまいました。
家に閉じこもることが増えて、YouTubeばかり観てましたね。
そんな時に日向坂46を目にする機会があって。
初めてアイドルってものに触れたんですよね。
自分よりずっと年下の子たちが夢のために一生懸命努力しているっていう。その姿に自然と涙が溢れたんですよね。不純物0%の涙というか。
そうすると応援したいなって思うようになって、これがアイドルを好きになるってことかって、単純なことですけど、そこでなんにも知らなかったって気づきました。
アイドルもずっと否定的に見ていました。AKB48が学生の頃は全盛で流行りでしたけど、人と違うことを意識すると流行りに対してのアンチテーゼがあって、その時もアイドルがどんなものかわかっていたつもりで達観していた体を装っていました。あんなものを迎合するなんて、ミーハーだなみたいな感じで。
でも、それを知ると誰かと話したくなるんですよね。好きなものを共有して楽しむっていう、その芽を自分で摘んでしまっていて、すごく勿体なかったと思うようになりました。
それからですね。
色々なものに触れようと思うようになったのは。
例えば、カフェで仕事とか勉強している人に対して、出来る風を装っているみたいな、カフェで作業することをファッションみたいにしているって、自分はそう思われたくないってすごい偏見を持っていましたけど、実際、やってみると捗るなーと笑。見られている程よい緊張感というか、カフェの一部になった気がして、身の丈に合ってるか不安だから少しつま先立ちしている感じですけど、居心地が良いんですよね。
否定的だとなにかを感じて、物事を知るきっかけがなくて、本当にそう思われているかどうかもやってみないと分からないよなって、理解出来たんですよね。
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