101
冬といえば、箱根駅伝、という土地に住んできた。
箱根駅伝の沿線で育って、お正月と箱根駅伝は切っても切り離せない存在だ。
年末が押し迫ってくると練習に明け暮れる選手の姿を見かけることもままあった。
家の中にいても中継しているテレビ局のヘリコプターの音が聞こえてくる。
テレビで、沿道で、ゴールで応援してきた。
復路のゴール、大手町で見知らぬ誰かの持ち込んでくれたラジオを居合わせた人間みんなで聴きながら選手の到着を待ったり、
親戚の家に向かう途中の車の中から、選手と並走するような形になって声援を送ったこともある。
社会人になってから、正月も仕事なことが多くてテレビの前や沿道でじっくりと応援する機会は少なくなったけれど。
電車の中や駅で箱根駅伝の広告を見ると、みんな応援してるんだなと思えて嬉しい。
今年は101回目。
どの選手もみんな怪我なくがんばれ
タスキがつながりますように