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日々のぼやきと備忘録、愛をこめて。フィクション。 https://booklog.jp…

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日々のぼやきと備忘録、愛をこめて。フィクション。 https://booklog.jp/users/c70c335864127a38

最近の記事

定期的に駆られる衝動から一時的にSNSをnote以外消した XもInstagramも 実際無くても困らないんだよな、といつも思う 情報社会 抜け出したい

    • スパイス

      残業を終えたへとへとの帰路、平日の時間の過ぎるスピードは異常だ。朝起きて出勤後、日中は淡々とベルトコンベアのようにタスクを左から右に捌きつつ、最近は開発と進行業務の兼業のせいで右脳と左脳を酷使してオーバーヒート寸前の日々を送っている。 家に帰ってからの時間の少なさと生産性の無さを悔やみ、半ば無理やりに、いわば反抗的な気持ちで帰り道に近所の喫茶店に寄り、昨日買った本を読むが何も頭に入ってこない。 空腹に入れたジンとスパイスの香りで少しクラクラして、周りの客の声はフィルターが掛か

      • 経過

        徹夜で飲み明かした朝の事、最後に立ち寄った喫茶店で飲んだコーヒーの熱かった事。少しお酒の残った状態で言葉を交わし合ったこれまでの事と現在の事。 一年前のあの出来事から、私の中の呪縛は徐々に薄まり昇華され、凝り固まった思考はゆるやかにほどけていった。 当時下書きに殴り書いたあれもこれも、今では気持ちが悪くなり全部消した。カメラロールに残った思い出の残りカスも消した。当時の周りの人達とも可能な限り距離を取った。出来るだけ綺麗さっぱりと。 この先、忘れはしないけれど、縋り付く事もし

        • 寝ぼけてベッドから転げ落ち、白シャツにチョコアイスをこぼす もう大人なのに 大人って何だ

        定期的に駆られる衝動から一時的にSNSをnote以外消した XもInstagramも 実際無くても困らないんだよな、といつも思う 情報社会 抜け出したい

          ほどほどの疲労感で 夜は眠れている もろもろの幸せを 享受する日々で居れる とうに過ぎたあれこれも 今になれば笑えるように 青白い外の明かり 目が覚める朝方に 昨日の憂鬱はまだ残っている 燃えかすになった心 小説は読みかけのまま 散らかった部屋にひとり どうにかなりそうな怠惰でも 生活は続いていくらしい

          タイトル

          忙殺されている間にいつの間にか春は終わっていて、季節の移り変わりにすら興味が無くなっている事に危機感を覚えた くたびれた老人と、部活動終わりの少年たちに混ざり、夜の公園の景色の一部になる アルコールで少しぼやけて見える自分の影のせいで、存在の意味が分からなくなくなってきた きっと少し、疲れているんだと思う

          タイトル

          夜の海みたいな頭上の景色に見とれて信号が変わったのに立ちすくんでしまった いつかふたり海を見に行けたら

          悲し、美し、愛し、哀し。全てかなし、という字。人は昔から孤独だ。

          悲し、美し、愛し、哀し。全てかなし、という字。人は昔から孤独だ。

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          他人を傷付けてしまう事に怯えている。結局それは自分が傷付きたく無いの裏返しでもある。年を重ねれば重ねるほどに何もかも分からなくなる。というより答えが出なくなる。 選ぶ事は捨てる事で、その度に失う未来があると思うと、無性に怖くなる。

          喫茶店でプリンを一人で食べ切った時に、僕が選んだ今この瞬間をやるせなく思った。

          喫茶店でプリンを一人で食べ切った時に、僕が選んだ今この瞬間をやるせなく思った。

          向かいの校舎、窓際にいた君に気づいてないふりをして、視界の隅に入れたまま、廊下を歩きたい。

          向かいの校舎、窓際にいた君に気づいてないふりをして、視界の隅に入れたまま、廊下を歩きたい。

          制作

          個人の音楽制作、副業での制作の仕事、何か目に見えるカタチにアウトプットして何かを作り、残す事でしか自分の存在価値を見出せない状態になっている。それは定期的なクリエイティブ活動におそらく良い影響を与えてはいるけれど、本当の所では何もしていない虚無の時間を紛らわせているだけの部分もあって、自己満足の領域でしかないのかもしれない。 自分の制作と活動に陶酔していないと精神衛生を保てない人間でいることも、なかなかに不便。 でもそれが少しずつ自分の自信に変わっていってる気もして、そう

          制作

          一年に何回満月になるのかなんて知らないし 惰性で買い足した缶酒はぬるくなる頃には大概邪魔になるし 営業終了後の照明は誰の為に光っているのかも分からないし 東京というタイトルの曲を聴いて感傷的になるほど東京の事は知らないし 色んな事について考えられるほど僕は元気じゃない

          一年に何回満月になるのかなんて知らないし 惰性で買い足した缶酒はぬるくなる頃には大概邪魔になるし 営業終了後の照明は誰の為に光っているのかも分からないし 東京というタイトルの曲を聴いて感傷的になるほど東京の事は知らないし 色んな事について考えられるほど僕は元気じゃない

          六月

          漠然とした絶望感と死にたさに襲われている六月。この感じがここ最近はずっと続いていて、五月病ってほんとにあるんだな、とか雨と湿気の所為かな、とか自分以外の要因を探して理由にしてみていたけど、一向に治る事がなく、もしかすると普通に何かしらの心の病気なのかもしれない、などと考えてみたり。心の平静を保つ為に試行錯誤をしてみているけど、あまり好天は無い。ようやく五月が過ぎ去ったのに、その後には梅雨が来て、かなり僕を殺しにかかって来ている、この季節。

          六月

          日曜日

          飲み会の次の日特有の、アルコールが胃の中に少し残った違和感と喉の渇きを感じながら起きる。久しぶりに、やらなければいけない事のない日曜日。週末。誰にも何にも追われない、束縛されない自分だけの時間。こういう気ままな暮らしをしていると、自由なようでも何かが固まってきて、いつの間にか自分が決まったことをしていないと不安になるようになってくるし自分で自分を壊せなくなる。自由なようでいて、不自由なのかもしれない。

          日曜日

          夜、真っ暗な部屋、窓越しの雨音、波のような、海のような、溺れてしまいそうになる感覚、どんどん沈んでいく錯覚 上階から落ちてくる壁の中の排水、換気扇の旋回音 頭の中で回り回って段々と呼吸が浅くなる もう大人なのに 全然大丈夫じゃない

          夜、真っ暗な部屋、窓越しの雨音、波のような、海のような、溺れてしまいそうになる感覚、どんどん沈んでいく錯覚 上階から落ちてくる壁の中の排水、換気扇の旋回音 頭の中で回り回って段々と呼吸が浅くなる もう大人なのに 全然大丈夫じゃない