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循環的な作業の進め方

デザインなど創作していくプロセスは直線的に行うことだけがいいわけではありません。

直線的なプロセスは一見わかりやすくスケジュールにも落とし込み安いですが、反面脆いところがあります。

最初にアイデアの土台を固めて、そのままスケジュール予定どおり進めても、途中で新しいプレイヤーの意見や都合で状況が変わり、変更せざるを得ない事態になることもありえます。

クライアントなどに提示するときに、時間をかけていきなり完成度高いものをみせようとするのではなく、素早くラフに作業して細部の多くを省いた状態で複数回にわたって認識をすり合わせることが望ましいのです。

これは循環型プロセスといえます。
大事なのは、木が成長していくように、年齢が段々とひろげていくように作業をすることです。

だんだんと輪を大きくしていくように仕事をすすめることで、いろいろと途中段階でアイデアを試して確認する余裕がうまれます。すると、何がうまくいって、何がうまくいかないかが見えてきます。

循環型プロセスを高速回転することができれば、そこでふるいにかけられ、残ったアイデアを練り上げて詳細をつめていくことで、完成度の精度は向上していくのです。

この時、自分だつくりたいものやしたいことのもっとシンプルな形は何かを再確認するようにしましょう。
成果物にさせたいこと、入れたいものをリストアップし、その上で、本当に必要なものを3つ選びます。
そこから外れていないかを常にチェックすることを怠らないようにすることが大切です。

細部の作り込みが、それに合致しているのなら問題ありません。でも良かれと思って付け加えたものが、逆にその3つの良さを打ち消す作用をしているのならば、思い切って省いていきましょう。


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