やり始めるためのコツ
やらなければならないことはわかっているのに、気分が乗らずに着手できないという経験は誰もがもっているはずです。
このやる気を出すためには、どのような方法が有効なのか知りたいと思いませんか。
脳には、側坐核という「やる気のスイッチ」を司る部分があります。ここに刺激が与えられるとドーパミンが分泌されてやる気が感じられるのです。ここで、大事なのは、側坐核はすぐにフル回転しないということです。
5分位脳をつかいはじめて、ようやくエンジンがかかってくるものなので、まずは5分間取り組むということが鍵になります。
いきなり、ちょっと難しいタスクに取り組むのはハードルが高いので、まずはやりやすいアクションから行うのがコツです。
以下のような行動を最初にはじめてみましょう。
・TO DOリストなど計画をたててみる
・手書きで、頭の中で考えていることを書き出してみる。
・好きな音楽などをかける
・スマホを目の届かないところに隠す
・作業はじめる前のルーティーンを作る
他にも、次のようなテクニックも有効です。
①作業始めるまえに元気がでるポーズをとる
ポジティブなイメージをつくりだす、ポーズをとってみてください。
(両手をあげる。ジャンプするなど)
体の動きや姿勢によって、感情も影響をうけることがわかっています。
体を動かすことで、テンションを上げてやる気をだすきっかけをつくります。
②これから行動する内容を、口にだして宣言する
これは心理学の「認知的不協和」を利用したものです。
「認知的不協和」とは、矛盾する2つの認知が存在する場合、違和感やストレスを感じ、認知の矛盾を解消したくなる心理状態のことを指します。
つまり、口に出して宣言したことを、実際に行わないとストレスを感じるので、実際の行動につながりやすくなるという仕組みです。
以上をためしてもうまく行かない場合は、そもそも神経や体が疲れ切っているのかもしれません。
そんなときは、まずはしっかりと休息することが大切です。
散歩やコーヒーブレイク、または15分くらいの仮眠などを試してみましょう。ダラダラと先延ばしばかりしていると、自己否定感や無力感にいきつく危険性もあります。
その場で完成させなくてもよいので、5分は最低取り組んでみるという習慣付けが大事です。
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