どの山に登るのか
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは、ゴールを明確にする。です。
ありがたいことに、いろいろなお問い合わせをいただくのですが、その多くがざっくりした依頼です。
だから、亀山の仕事は「なぜその依頼をくれたのか」から掘り下げます。
そうしないと、テキトーでそれっぽい仕事をしてしまうから。
依頼者も、亀山も、社会もすべてがハッピーになる選択をしたい。
そんなことを考えている4連休。
問い合わせはざっくりと
「会社をPRしてほしい」みたいなざっくりとしたお問い合わせをいただくことが結構あります。
特に60代以上の経営者からの依頼はざっくりしていることが多い。
PRは必要だし、やらないよりはやったほうが良いことです。
それに、亀山を信用して仕事を任せてくれていることなので、めちゃくちゃ嬉しいことです。
ですが、ざっくりとしたお問い合わせでは、動けないのが正直なところ。
例えば、「会社のPR」と一口に言っても、新卒採用を強化したいから大学生向けに認知拡大するのか、中途採用のための認知拡大なのか、商品を買ってもらうためにお客さんへの認知拡大なのか。そのお客さんはどんな人なのか。
具体的に考えようと思ったらどこまででも考えられますし、具体的になればなるほど戦略が立てやすいし成功確率も上がります。
で、お問い合わせの真意を明らかにしない業者が多いのも事実。
例えば、「Webサイトつくりたい」という依頼に対して、誰に見てもらうのか、どうやってみてもらうのか、その会社のらしさを表現するにはどうすればいいかなどをそれほど深く考えずに、それっぽいサイトをつくっちゃう。
依頼した側も、それっぽい出来になっているから、それなりに満足。でも1年後には放置されてしまう。みたいな。
こういう状況をつくりたくないんですよね。
どの山に登るのか
ざっくりとした依頼をいただいたら、まずは目指す方向を決めます。
PRしたい、Webサイトを作りたい、パッケージのデザインを変えたい、といったことはあくまで手段であり、目的ではありません。
つまり、なぜその手段を選んだのかを明らかにすることが大事だと思っています。
要は、どの山に登るのか。
弥彦山に登りたいのか、富士山に登りたいのか、エベレストに登りたのか。
どの山を目指すのかで、装備やルート、チーム編成に至るまで、全てが変わってきます。
山(目標)を具体化するだけで、アドバイスできることが変わりますし、クライアント的にも、間違いを減らせる。
だから、ゴールを明確にすることがブランディングに限らず、どんな仕事にも求められると思っています。
テキトーにそれっぽく終わらせたくない
繰り返しになりますが、ざっくりした依頼にそれっぽく応えて、報酬をもらっている会社は山程あります。
もしかしたら、亀山も他の会社からしたらそう思われている可能性だってあります。
それに、10年後の亀山が今の自分の仕事を振り返ったら、恥ずかしく感じることもあると思います。
「もとできただろ」みたいな。
でもそれは悪いことではないと思っていて、大事なのはその時のベストを出せたか否か。
テキトーにそれっぽい仕事をして、報酬をもらうことは可能です。
ですが、それは依頼をくれたクライアントのためでもないし、長い目で見たら自分のためにもなりません。
だから、ざっくりした依頼に対して、ストレートに応えるのではなくて、なぜその依頼をくれたのか、中長期的に考えて本当に応えなければいけないことはなにか、自分にできるベストはなにかを考え抜きたい。
キレイ事のように聞こえるかもしれませんが、目指す分には悪くないと思っています。
クライアントにとっても、亀山にとっても、社会にとっても、より良い選択をしたほうがいいじゃん!
そんなことを考えている真面目くんでした!笑
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴