認知と人気の違いを見極める
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは「『認知』と『人気』の違い」です。
ブランディングって、多くの人に知ってもらうこと、つまり認知度を広めるためのものだと捉えられていることが多いのですが、そうじゃなくてあくまでファンをつくること。
だから、知ってる人が増えただけじゃなくて、ファンがどれだけ増えたかが大切。
ここをしっかりと見極めておかないと、ブランディングはいい方向に行きません。
なので、今日は一緒に「認知」と「人気」の違いについて考えてみましょう。
認知と人気の違い
「認知」と「人気」の違いについて考えたことってありますか?
広告とかブランディングの界隈では、かなり前から話題になっているテーマですが、大事なことなので改めて考えてみようと思います。
まず「認知」とはなにか。
亀山としては、単純に「どれだけ知られているか」だと捉えています。
好き嫌いは置いておいて、その存在を知っているか。
一方で「人気」は知った上で、好きかどうか。
つまり、ただ知られているだけではなくて、好きでいてくれるファンがいるかどうかということ。
同じ漢字二文字の言葉ですが、全然意味合いは違います。
ここの見極めが非常に大事だと思うんです。
例えば、何年か前にベッキーと川谷絵音(ゲスの極み乙女)の不倫騒動が発覚した時に、川谷絵音さんはすぐに活動再開しましたよね?でもベッキーは全然芸能界に復帰できなかった。
これって、ベッキーは人気タレントではなく、"認知タレント"だったっていうことを表しているのではないでしょうか?
ベッキーはCMもガンガン出ていた"人気タレント"のように扱われていましたが、実は"認知タレント"だったっていう。
世間的に好感度が高いタレントさんが企業のCMに起用されるわけですが、「好感度が高い」と「人気がある」っていうのはまたちょっと違うのではないでしょうか。
一方で、川谷絵音さんはテレビCMには出ていません。それどころかメディアにはあんまり出ませんよね。ですが、アーティストとしての活動は止まりませんでした。
それは、彼が"認知アーティスト"ではなく"人気アーティスト"だったからだと思います。
"人気アーティスト"には必ずファンがいます。
どんなことがあっても彼を応援し続けるファンが。
世間的な好感度が下がろうが、好きでいてくれるファンがいたからこそ、スキャンダルが起きたとしても何事もなかったかのように活躍し続けるということを体現していますよね。
少し遡れば、マイケル・ジャクソンも"人気アーティスト"だったはず。
彼もトラブルを起して世界的なニュースになりましたが、とはいえマイケルのファンは間違いなくいて、彼を応援し続けました。
亡くなった時には、どれだけのファンが悲しいにくれたかわからないほど。
ブランディングで求められるのは人気
「認知」は知られていること。
「人気」はファンがいること。
言わずもがなですが、ブランディングでは人気を獲得することが大切です。
知ってもらうことも大切ですが、ファンになってもらうことを前提に知ってもらう戦略を立てなければいけません。
だから目立てば良いわけじゃない。
好きになってもらわないとダメなので。
っていう風に考えると、Instagramにどれくらいフォロワーがいるとか、名刺交換をどれくらいしたとかって、もしかしたらあんまり意味がないのかもしれません。
実際にあなたは自分がフォローしているアカウントすべてのファンですか?常に最新情報を入手して、商品やサービスを頻繁に利用していますか?
実は全てでは無いと思います。
それに、友人に紹介されて一度だけ会った人だったり、セミナーでたまたま一緒になった人だったりと、Facebookで友達になったけどそれっきりっていう人って多くないですか?
だから、Facebookの友達が多い=ファンが多いということでは無いと思います。
名刺交換も同様。
名刺をコレクションのように集めたところで、あなたのファンになってくれている人は何割いますか?
名刺を持っているということは、あなたのことは「認知」していても、あなたに「人気」があることを証明するものではありません。
下手したら、「認知」すらされていない場合だってあります。
もちろん、好きになってもらうためには、まず挨拶をして知ってもらうことから始めて「認知」してもらい、時間をかけてさまざまなコミュニケーションを経て「人気」を獲得することになるわけですが、そもそも「認知」と「人気」の違いを見極めていないと、そこまで達することはできません。
フォロワーが増えたり、名刺の数が増えたりすることは、悪いことではありませんが、イコールブランディングに成功していることでは無くて、あくまで人気。
ファンになってくれている人がどれだけいるかです。
さならなるコアファンをつくる
で、最近特に思うのは、「ファン」にも種類があるということ。
アーティストのファンにもいろいろな人がいますよね。
ファンになりたての人もいれば、デビュー当時から追いかけているガチ勢もいます。
もちろん、ブランディングで大切なことは「ガチ勢」をどれだけ増やせるか。
熱狂的なファンがいるブランドってやっぱり強いんですよね。
彼らにとって、他では代えがきかない唯一無二の存在なわけなので。
世界中のいろいろな企業がこの唯一無二のブランドになるために、時間とお金をかけて必死にブランディングしています。
で、この熱狂的なファン、つまり「ガチ勢」の中でも、さらに細分化できると思っています。
それは、どんな行動を起こそうと応援してくれるかどうか。
例えば、好きなアーティストが、これまでとは違ったテイストの曲を発表した時に、「バラードが好きだったのになー」「昔のほうが好きだったなー」っていうファンが少なからず出てきます。
ですが、一方で「お、今までとは違うチャレンジだ!」「どんな想いで作ったんだろう?」と、あくまで応援する姿勢は崩さないファンもいます。
どちらの「ガチ勢」を増やすべきか。
当然後者。
もちろん、前者の意見も大切ではありますが、自分達がやろうとしていることを批判する人は、コアファンとは言えないのではないでしょうか?
あなた自身の会社に置き換えてみましょう。
環境の変化が激しい現代では、新しいことにどんどんチャレンジしないと生き残っていけないと言われています。
現状維持は衰退だと。
だとしたら、あなたの会社が新しいチャレンジをした時にでも、応援してくれるファンをつくることが大切。
「なんかまたよくわからんことにチャレンジしてるけど、きっと面白いことやってくれるんだろうな!」とか「失敗するかもしれないけど、放っておけないんだよな〜」って思われる存在なれるか。
こういうコアなファンをどうやって増やすか、一緒に考えていきましょう。
まとめ
・「認知」は単に知られているだけ
・「人気」はファンがいること
・ブランディングが目指すのはファンを増やすこと
・特に、あなたやあなたの会社の新しいチャレンジを応援してくれるコアファンをつくることが大切
商品やサービスが、機能で差別化が図れなくなった現代では、ファンがどれくらいいるかが大切です。
性能が悪くても、価格が高くても買ってくれるファンです。
これって言葉だけ見ると無理っぽいですが、iPhoneは他のスマホよりも性能が劣っていながらも、全世界に信者がいるほどのブランド。
だからといってiPhoneのブランディング戦略を真似ればいいということではないし、絶対に真似はできません。
あくまであなたの商品のファンを増やしてブランドにしていく必要があります。
そのブランド戦略はオーダーメイド。
一緒に真剣に戦略を考えてくれる人を見つけてくださいね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴
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