生活費稼ぎと投資のバランスを考えたい
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは、「食いっぱぐれないための投資」について。
ビジネスをしていると、目の前の売上ばかりを追い求めてしまいがちです。
ですが、人生100年時代と言われている現代では、めちゃくちゃながいスパンで勝負しないといけないわけです。
そうなれば、今がっつり勝つよりも、ほどほどにしておいて、長く負けないことが大切なんだと思います。
そのためには、生活費のためにの売上を稼ぎながらも、未来のために投資をすることが必要になる。
別に株や不動産投資に手を出せっていうことではなくて、長い期間商品を買い続けてくれるファンを少しずつ増やしていくために、種を巻き続けた方がいいんじゃない?っていうことです。
最近出会った経営者の方々が、戦略的にこういう投資をされていたので、改めて考えるきっかけをいただきました。
ぜひ、一緒にお互いの将来のことについて考えてみましょう!
生活費を稼ぐために売上が欲しい
企業も個人もビジネスをしている以上は、売上が欲しいですよね。
言い換えると、商品やサービスを売りたいですよね。
よっぽど特別な場合を除いては、「商品を売りたくないけどビジネスをしたい」っていう人はいないはず。
亀山も含めて、商品を売って、売上が欲しいわけです。
では、その売上はなぜ必要なのか。
会社を存続させるためであったり、生活費を稼ぐためであったりが、まずは思い浮かびと思います。
要は、飯を食っていくために売上が必要だと。
これは間違いないとは思います。
ですが、今は売れているものが来年には売れなくなることだってあるので、単発の売上だけを追い求めるのではなくて、ファンを増やす投資が必要だと考えています。
つまり、他社が似たような商品を3割安く売り始めたとしても、買ってくれるファンを1人ずつ増やしていくための投資です。
ずっと単発の売上だけじゃしんどくなる
私達は非常に贅沢な暮らしをしていると思います。
50年前の生活レベルと比べるとそれは明らかですが、たかだが10年前と比べても明らかに生活水準は上がってます。
スマホで買い物ができたり、映画が見れたり、世界中の人と繋がれたりできるようになったのはせいぜい10年前ぐらいからですよね。
何が言いたいかと言うと、私達はどんどん贅沢になっていて、その贅沢を満たすために、ものすごいスピードで新しい商品が生まれ、消えているということ。
つまり、SNSが当たり前の世界では、情報がすぐに拡散されるので、贅沢を満たすための商品がいっぱいあること、それらがどんどんアップデートされていることを私達は知っています。お客さんの立場でいる時は。
これが、いざ売る側になるとわからなくなる。
例えば、カレー屋さんが新しくあなたの家の近所にオープンしたとします。
お客さんとして行ってみると、そこそこ美味しい。
しばらくはランチに何を食べようか悩んだ時には訪れていたが、1年もすると、特に理由はないけれど行く頻度が落ちてくる。
こんなことってありません?
まずくはないけど、めちゃくちゃうまいわけでもない。
つまりは、いかなきゃいけない理由がない状態。
こんな風に、最初はお客さんが入っていたけれど次第に売上が落ちていくことってどのビジネスでもあるはず。
こんなときに、広告費を使って単発でお客さんを集めようとする人が多い。
広告は反応が早いので、すぐに集客できて売上が立つので。
ですが、しばらくするとまたお客さんが減っていく。
その繰り返しです。
だからこそ、単発で売上を増やすだけじゃなくて、常連になって通ってくれるファンを増やすための投資も少しずつするべきだと思うんです。
回収を急がずに信頼を貯める
最近お話をさせていただいた米農家の社長が言っていました。
「10年前から東京のマルシェに通ってファンを増やしてきたおかげで売上が安定している」って。
これってまさに投資だと思うんですよね。
だって、最初は儲からないどころか赤字。
東京まで行くガソリン代、高速代、人件費、宿泊費、商品のロスを考えると、地元のJAに売ったほうが手元に残るお金は遥かに多い。
でも、将来のことを考えて、顔と名前を覚えて買ってくれるファンを増やすと決めて、地道に一人一人とコミュニケーションを取ってきたそうです。
県外でのイベント出店する時によく言われるのが、「3年通わないと覚えてもくれない」っていうこと。
やっぱりそうみたいですね。
パッと行ってすぐに結果が出るわけではなくて、泥臭い地道な活動が少しずつ積み上がって、大きな成果になって返ってくる。
売上や利益をすぐに回収するのではなくて、いずれやってくる大きな取り分をゲットするために、少しずつ信頼を貯めていくんですよね。
この信頼を貯めていく作業がブランディングであり、これからの時代に求められることだと思うんです。
どんなビジネスでも。
生活費稼ぎと投資のバランスが大事
まとめに入ります。
ビジネスでは、目の前の生活費を稼ぐためにやらなければいけないことと、長期的に飯を食っていくためにやらなければいけないことがあるはず。
前者が売上で、後者が投資ですね。
この二つのバランスが大切なんだと思います。
目の前の売上が無くなれば投資をしても意味はなくなるし、投資をせずに目の前の売上だけを追い求めても行き詰まってしまう。
「そんなの当たり前じゃん!」と思ってのではないでしょうか?
そう、当たり前です。
では、あなたはどれだけ未来に投資ができていますか?
人生100年時代と言われている現代で、30年後、40年後も食いっぱぐれないための投資ができていますか?
完璧にできてるという人はいないはず。
でも、できることから始めてみることが大事で、動くのは早いほうが良いと思います。
今やりはじめるのと、10年後にやりはじめるのでは明らかに貯まっている信頼の量は桁違い。
将来の自分が食いっぱぐれないためにも小さい失敗を今のうちから積み重ねていくべきだと思います。
あくまで、今食いっぱぐれない程度に。
投資の種類は人それぞれだと思います。
先述の米農家さんのように地道な営業活動もそうでしょうし、ブログやSNSでの情報発信もそうでしょうし、それらのベースになる知識をつけることもそうでしょうし。
とにかく動き始めるしか無いんだと思います。
ぬくぬくしている暇は無い!
って、自分に言い聞かせてるんです。
がんばるぜぃ!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴