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飲みニケーション上手は、ブランディング上手
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは、「飲みニケーション上手は、ブランディング上手」。
お酒を飲みながらのコミュニケーションが上手な人は、目の前の相手と楽しく飲むために、やったほうが良いこととやらないほうが良いことが分かってる人だと思います。
ブランディングはファンづくりなので、相手目線に立って考えることが求められます。
「このデザインだと伝わらないかもな」「この広告はやりすぎてるな」っていう感覚をどれだけ持てるか。
だから、相手目線で考えられる飲みニケーション上手はブランディング上手なんじゃないかと思っちゃったわけです。
焼き肉コミュニケーション
先日、肉が食べたくなり、とある焼肉屋さんに電話。
当日予約なんて無理だと思い、ダメ元で電話しましたがあっさりOK。
お店に着くと、他にはお客さんがいませんでした。
人気のないお店ではなくて、コロナの影響ですね。
お店に貢献しなければ思い、ちょい高めのコースを注文。
すると、本来は自分で焼くのですが、他にお客さんがいなかったので、店主さん自らが焼いてくれることに。
焼き肉って部位ごとに食べごろの焼き加減がわからないですし、話に夢中になっていると焦がしてしまうことも。
「こりゃあ、ありがたい」と思い、店主さんと話をしながらお肉をいただくことに。
お店を始めた頃の話や、提供してくれるお肉の説明、コロナで海外からの良いお肉が輸入しづらくなっていることなど、いろいろな話を聴きながら美味しいお肉を楽しみます。
本当に美味しい。
しかし、しばらくすると気づきました。
「焼くペース早い・・・」と。
「まだ前のお肉がお皿に乗ったままなんですが・・・」と。
他にお客さんがいるわけでもなく、閉店間際でもない。
さらに、きっとサービスしてくれたんだと思いますが、量がめちゃくちゃ多い。
店主さんとしては良かれと思ってしてくれた増量サービスですが、結局食べきず申し訳ない気持ちが残ってしまいました。
わがままな亀山がここで思ったのは、「もう少しこちらの気持ちを考えてほしいなー」というもの。
ほんとにわがままです。
飲みニケーション
人によって頻度に差はあるにしろ、お酒の場というのは大人であれば誰しもが経験するもの。
つまり、飲みニケーションっていうやつですね。
で、この飲みニケーションこそ、大人として大切なコミュニケーションが詰まっていると思っています。
どういうことか。
会社の先輩後輩であれ、学生時代の友達であれ、多くの飲み会では「楽しく飲もうぜ」っていう暗黙のルールがあると思うんです。
言葉にはしていませんが、仕事の打ち上げだったり、ストレス発散だったりをして、「楽しい気持ちになろうぜ」っていうのを飲み会に求めているはず。
そして、飲み会は一人ではなく相手が複数人いる。
だから、相手が楽しい気持ちになるための配慮が大切だと思うんです。
それこそが、飲みニケーションマナー。
自分だけが言いたいことを言って、聞いて欲しい話を思う存分ぶちまけていては、自分が気持ちよくなっているだけ。
それはただのマスターベーション。
相手にも気持ちよくなってもらえるような配慮があったほうが、飲みニケーションはうまくいくと思います。
「専門用語を使わない」といった具体的な話し方を工夫するのはもちろん、お店選び、座る位置、空調、注文、飲むペース、解散時間など、直接相手に伝えるコミュニケーションじゃなくても、相手を気持ちよくできることはあります。
気を遣われすぎると逆効果なので、そこはセンスが必要です。「これ以上は相手に申し訳無さを与えちゃうな」っていう感覚を身につけることが大切かと。
で、こういう飲み会の場で相手を気持ちよくできる人こそ、デキる大人であり、ブランディングが成功する人だと思うんです。
コミュニケーション上手はブランディング上手
ビジネスは相手を喜ばせることで報酬をいただくことができます。
ということは、どれだけ相手が気持ちよく喜んでもらえるかがカギ。
ビジネスは大勢のお客さんを相手にする場合もありますが、いくら規模が大きくなろうとも、基本は目の前のひとりを喜ばせること。
逆に言えば、目の前のひとりを喜ばせられないのに、1万人を喜ばせることは無理。
だから、目の前の相手が喜ぶことを常に考えている人が、ビジネスで成功する人だと思います。
つまり、どれだけ相手目線で考えられるかということ。
で、コミュニケーションが上手な人、つまりは相手への配慮ができる人は、この相手目線をナチュラルに持てている人だと思うんです。
「こういう話をしたら喜んでもらえるかな?」「この話はしないほうが良いな」っていうことを考えている。
こういう思考を持てていることは、ブランディング上手でもある気がしてます。
ブランディングはファンづくりです。
様々なコミュニケーションを経て、好きになってもらうことです。
デザインを整えることも、広告宣伝も、SNSの投稿も、すべてコミュニケーション。
それこそ、一人一人口説いていくこと。
つまり、ブランディングが成功している人や会社は、コミュニケーション上手だということ。
相手への敬意を払いながら、自分が伝えたいメッセージを伝えて、納得してもらい、ファンになってもらう。
大切なのは、ベースに相手への敬意があること。
伝えたいメッセージを一方的に発信するのではなく、相手の気持ちに寄り添い、メッセージを受け取ってもらいやすい環境を整えて、丁寧に伝える。
それがブランディングには大切。
難しいし、面倒くさいです。
だからこそ、みんなやりたがらない。
みんなやりたがらないから、やった人が勝つ。
そいういうことじゃないかな。
まとめ
・飲みニケーションは、どれだけ相手に敬意を払えているかが見える
・飲みニケーションが上手な人は、相手目線で考えられる人
・相手目線で考えることは、ビジネスの基本であり、ブランディングでも欠かせないこと
父親から教え込まれ、子供の頃から瓶ビールで御酌していました。
サラリーマン時代には、社会人としての飲み会でのマナーを学びました。
だからこそ、飲み会での立ち振舞が気になってしまいがち。
でも、亀山が出会ってきた仕事がデキる人は、飲み会で相手に敬意を払いながらその場を成立させられる人でした。
だからこそ、自分も意識してみようと思っています。
たかが飲みニケーション、されど飲みニケーション。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴