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他人(部下)は変えられないから、自分(上司)が変わってみる
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日は、人間関係の問題について。
ビジネスの現場ではチームで進めることがほとんどで、人間関係がうまくいかずに、プロジェクトが思ったように進まないということがあるあるの課題ですよね。
で、そんなときに、「あいつが悪い」とか「あいつは使えない」と他人のせいにしてしまうのではなく、自分にできることが無いか考えてみてはいかがでしょうか?
大切なことはチームとして前進することなので、そのためにあなたに何が求められているかを考えてみてはいかがでしょうか?YA
部下が言うことをきいてくれない!
多くの企業と関わらせていただくことが多い亀山ですが、話をさせていただくのは、社長や役員、部門長などがほどんど。
で、ブランディングを始めるには徹底的なヒアリングが欠かせませんので、社内のことについて根掘り葉掘り聴かせていただくわけです。
そうすると、十中八九でてくる悩みが「部下が言うことをきいてくれない」というもの。
社長には実現したいビジョンがあるのに、社内の足並みが揃わないっていうことですね。
どこの企業もこのコミュニケーションのギャップや、モチベーション管理はあるあるの悩みです。
アドラーが言う通り、すべての問題は人間関係にあるわけですね。
実際に今日セミナーを開催させていただいた、企業さんでも質問が来ました。
「若い社員をプロジェクトに巻き込もうとするのですが、うまくいきません。どうしたらいいですか?」と。
正直に答えました。
「上司に責任があると思います」と。
かなりガチでそう思っています。
例えば、会議を開いても若い社員が意見を出してくれない。重要な仕事を任せられない。などの悩みがあると思うのですが、「部下が悪い」と決めつけてしまうのは簡単です。
ですが、本当にあなたは上司としてやるべきことができていますか?
一般的には、部下は仕事ができないから部下なんです。だから、わかるようになるまで育てるのが上司の仕事だと思っています。
成長しないのも、会議で意見を言わないのも、上司の責任。
ちょっと別の例で考えてみましょう。
あなたには大好きな異性がいて、今日満を持して愛の告白をしようとしています。レストランで食事の約束をして、ここぞというタイミングで告白をしたとします。
そこで、お相手の返答が「ごめんなさい」だった時に、「なんで?自分はこんなに愛しているのに!!」と思ってしまう気持ちもわかりますが、そんなこと言ったってしょうがないですよね。
「こんなに素敵な自分と付き合わないなんてありえない」とかって思う分には自由ですが、相手にとってあなたは付き合うに値しなかった事実は受け止めなければいけません。
この異性に思いが届かないのと、部下に思いが届かないのは似ていると思っていて、相手が悪いと思うこともできるけど、それじゃあ何も解決しない。
部下が期待している働きをしてくれないからといって、その部下が悪いと決めつけてしまっては何も解決しません。
それよりかは、「自分の伝え方が悪かったのかも」と自分に伸びしろがあると考えてみてはいかがでしょうか?
他人は変えられないから、自分が変わる!
「他人は変えられない!」っていうのは、ビジネス書やビジネス系のYou Tube動画でよく取り上げられている内容です。
自分の力ではどうすることもできない他人を、どうにかしようとして悩む前に、自分の言動を変えてみようということですね。
亀山もこの考え方には賛成で、「あいつが悪い」「あいつ使えない」と決めつけるよりも、自分を変えてみるべきだと思っています。
ビジネスの現場ではチームで仕事を分担して進めることがほとんどで、思うように気持ちが伝わらないことってめちゃくちゃ多い。
実際に亀山も悩みっぱなしです。。。
でもひとつ決めていることがあります。
それは、人のせいにする前に自分にできることがないか考えるということ。
一般的にありえない言動をしている人がいたとしても、そうさせてしまったのは自分だってこともありますから。
楽なんですよね。人のせいにするのって。そこで決着が尽くし、自分を正当化できるし。
でも、それじゃあ絶対に前にすすみませんよね。
で、相手も相手であなたが悪いって思ってたりもするわけです。この平行線のままだとしたら、何もいい方向には進めません。
だから、一旦自分にもっとできることがあるとして、自分の言動を見直してみる。
そんなことを心がけています。
ただ!
中にはどうしても合わない人もいらっしゃいます。
この人と付き合ってたらやばいな。。。と感じた人からはすぐに逃げてますwww
必殺!ナラシカの法則
最後にとっておきの技をご紹介します。
それは、「ナラシカの法則」です。
これはラジオだったかYou Tubeだったかで聴いた法則なのですが、社内のコミュニケーションが上手くいってなかったある社長が、普段から使う言葉に「なら」「しか」という言葉を意識的に使うようにしたら、社員のパフォーマンスが格段に上がったというもの。
具体的には、「君ならできると思ってお願いしたいんだけど・・・」だったり「君にしか頼めない仕事があって・・・」と言って仕事を頼むと、頼まれた部下のモチベーションがバク上がり。
「君なら」「君にしか」
「なら」「しか」
この2つの言葉を意識してガンガン使う。
これが「ナラシカの法則」。
これだけで会社がガラッと変わったそうです。
これって結果的に部下に変化が起きたかもしれませんが、まず変わったのは社長の言葉です。
部下が悪いのではなく、部下を信じて自分の言葉を変えた結果、部下のパフォーマンス向上に繋がったわけですね。
実は、亀山も「Narashika(ナラシカ)」という屋号で活動していますが、この「ナラシカの法則」を出発点に考えた名前です。
「あなたナラではの魅力を、あなたにシカできない方法で発信して、ファンを増やしましょう❗」というのが、Narashikaの由来ですが、本当の元ネタは「ナラシカの法則」。
ぜひ、あなたも使ってみてください。
亀山もまだまだ実験中ですが、少なくともマイナス効果はありません。
「なら」「しか」
これからも積極的に使っていこうと思っています。
まとめ
・部下が言うことをきいてくれないという悩みは企業のあるある
・部下のせいにするのは簡単だけど、何も進展しない
・まずは自分にできることが無いかを考えて実践する
・ビジネスの現場では「ナラシカの法則」を使うことでうまくいくことも多い
コミュニケーションの悩みは尽きることはありません。
なぜなら、人が変わればその分コミュニケーションは変えないといけませんから。
どういう言葉で、どんなタイミングで、どんなトーンで、伝えればいいかは人によって異なります。
だから難しいんですよね。
でもでも、どこまでいっても相手を変えようとする前に、自分にできることを考えてみてはいかがでしょうか。
そのあなたの言動の変化で雰囲気を変えられたら素晴らしいじゃないですか!
我慢しないといけない場面もありますが、グッとこらえてチームのために一肌脱いでみてはいかがでしょうか?
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴