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それ、すごいこと言ってません?

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは、「身近に感じる違和感」について。

フリーランスとして活動していると、いろいろな方とやり取りさせて頂く機会があります。

すると、「ん?その発言てどうなの?」って思っちゃうことも多い。

今日はここ2年ぐらいで、そんな風に違和感をもった出来事をまとめてみました。

かなりの長文なので、心して読みはじめて下さい。

こっちで払うので

フリーランスでも意外と行政の仕事をさせていただくことがあります。

例えば、行政が主催や共催しているイベントの企画や制作物の作成など。

で、役所の担当者と話をしていると結構な割合で、「それ、税金ですよね・・・?」って思うことがあるんです。

実際にあった事例です。

亀山がイベント企画で関わらせていただいたことありました。無事イベントが終わって請求書を出して入金していただいたのですが、入金額が間違っていたんです。

で、役所の担当者から連絡があり「もう一度振り込むので、一旦全額返金して下さい。振込手数料はこちらで払うので」とのこと。

要は、役所→亀山の一度で住んだ振り込み作業が、役所→亀山→役所→亀山になってしまったわけです。(正確には役所が支援している団体への振り込み)

単純にめんどくせーなーって思ったんですが、それ以上に、余計に増えた振込手数料を「こちらで払うので」っていう発言に「ん?」ってなりました。

500円×2回ぐらいなので、合計で1000円程度かもしれませんが、このお金って税金ですよね。

その積み重ねが新潟県の財政を圧迫しているのでは?なんて思っちゃいました。

亀山が納めている税金なんてたいした額ではないので、偉そうなことは言えませんが、公務員が税金をあたかも自分たちが稼いだ資金みたいに使うのは違う気がします。

関わらせていただいたイベント自体は、税金を使うにふさわしい内容だと感じていただけに、見えない部分で無駄遣いがあったことがちょっとショックだったのを覚えています。

今回はやめときます

あくまで亀山の価値観ですが、仕事で成果を出す人ってチャンスを見逃さない人だと思うんです。

要は、「みんなやってて、上手くいってるからやり始める」ではなくて、「とりあえずやってみる」っていうフットワークの軽さを持ってる人の方が成果を出せるはず。

で、仮に上手くいかなかったらやめて、すぐ切り替える。

その連続しかないと思ってます。

もちろん、失敗したら生活できなくなるぐらいのギャンブルをするべきっていうことではなくて、新しいことにチャレンジしてアップデートを繰り返さないと成果は出せないし、生き残っていけない気がします。

なぜなら、みんなが成功したやり方を発見して、いざ取り組もうとしてもすでにその戦略は古くなっているの今だから。

つまり、成功確定の話にしか乗らないっていうのは、アップデートのチャンスを逃していると思っています。

例えば、亀山が新しいサービスを始めた時にお声がけをする。「新しくこんなサービスを始めるんですけど、一緒にチャレンジしてみませんか?」みたいな。

そういう時に、「やってみます!」っていう人と「今回はやめときます」っていう人にはっきり分かれるんです。あくまで亀山の経験です。

で、やっぱり「やってみます!」って答えてくれたフットワークの軽い人は、ビジネスも上手くいっている人が多い。

それに、サービスを立ち上げた側としては、「スタート時から協力してくれた人」として、特別扱いしたくなっちゃうんです。

そのサービスが上手くいってメディアに取り上げられて「良さそう」っていうことがわかってから話に乗ってきた人よりも、立ち上げ当初から協力してくれた人とでは、印象は違いますから。

こちらとしては「正直上手くいくかわからないけど、協力して下さい!」ってお願いしているわけなので、当然ですよね。

新しいことにチャレンジすることはリスクがあるしめんどくさい。

でも「今回はやめときます」って言ってしまう前に、一度自分のアップデートのために必要かどうかを考えてみてはいかがでしょうか。

不平等じゃないですか?

イベントだったり、サービスだったり、企画する側になることが多いし、これからも増やしていくつもりです。

そーすると必ず出てくるトラブルが「それ、不平等じゃないですか?」問題。

例えば、商店街のイベントを開催するとき、チラシやポスターをつくります。

そのデザインとして、何店舗かをピックアップして写真を掲載したりしますが、ピックアップされなかった店舗から「なんでウチの店は写真が出てないんだ!不平等じゃないか!」っていう声が上がったりします。

気持ちはわかります。ポスターにデカデカと載っていたほうが宣伝になりますから。

でも、じゃあ全店舗掲載すればいいのか?

違いますよね?

ポスターやチラシってお客さんに「へぇ〜こんなイベントがあるんだー。行ってみようかな〜」って思ってもらうためのコミュニケーションツールです。

その目的を果たすために、企画者やデザイナーはお店をピックアップしたわけです。

つまり、選ばれなかったわけです。

ちょっと冷たい言い方になりますが、ここは思いっきり不平等です。

企画者としては、良いものを作ろうしているので、当然いいものを選びます。

行政ではないので、誰にも角の立たない当たり障りないものはつくりません。

もちろん、納得してもらうための根回しはやります。

ただ、「不平等じゃないですか?」って言っちゃってる相手に対しては、「選ばれるような存在になれよ」って思っちゃってます。

だから、亀山も自分が「不平等じゃないですか?」って言う前に、「俺のちからが足りてない」っていうことを受けれようと思ってます。

任せます

ブランディングはファンづくり。

ファンを増やしていくプロジェクトであり、第三者とのコミュニケーションです。

つまり、ファンになってほしい相手を口説くイメージ。

その方法が、ロゴマークだったり、ネーミングだったり、商品自体だったり、パッケージデザインであったり、パンフレットだったり、Webサイトだったり、SNSだったり、テレビCMだったり、電車の中吊り広告だったり、イベントだったりするわけです。

それらに統一感を持たせることで、世界観をつくり、そこに共感してくれる人を増やす。

だから、ロゴマークをつくって終わりじゃないし、Webサイトをつくって終わりでもありません。

一つ一つの歯車をうまーく噛み合わせないといけないわけです。

で、そのためにはビジョンだったり、コンセプトが必要になります。

ビジョンは会社や商品が存在する理由であり、目指すべき方向性。

コンセプトは姿勢であり、目指し方だと考えています。

今のところは。

つまり、なんでそのブランドが生まれたのかっていう目的(Why)と、どうやってその目的を果たすのか(How)が必要なわけです。

でも、多くの企業が、具体的に何をやるか(What)から考えてしまいます。

例えば、「商品のパッケージデザインを新しくしたい」「イベントをやりたい」「Webサイトをつくりたい」っていう。

実際に亀山がいただく依頼もこういった内容です。

亀山の仕事はビジョンやコンセプトをつくるところから始まることが多いんです。

例えば、「イベント企画をお願いします」っていう依頼だったとしても、「なぜそのイベントを始めたのか」「誰の何のためのイベントなのか」っていうゴール(ビジョン)と、「どういうスタイルでやるのか」「やっちゃいけないことはなにか」っていうルール(コンセプト)をつくることから始めます。

きっとこういう根っこのところから提案する企業や個人てそんなに多くなくて、亀山がプレゼンをさせていただくと結構喜んでくれるんです。#ドヤ顔

そこから「ビジョンやコンセプトがこうだから、こんなデザインにしましょう」っていう感じで話がつながっていきます。

すると、「もう亀山さんにお任せします」って言っちゃう人が少なくないんです。

亀山としては、非常に嬉しいことです。

ですけど、一方で「丸投げしてきたな」とか「思考停止しちゃったな」って感じちゃう時もあります。

ブランディングって亀山のような外部の人がやるのではなくて、あくまで中の人がやるものです。

「こういうお客さんを喜ばせたいんだけど・・・」

「じゃあ、こんなことやってみませんか?」

みたいなやりとりが正常だと思うんです。

要は、亀山はあくまで「想い」を形にするお手伝い。

もちろん、個人的な感情も入ることだってありますが、ベースになるのは、仕事の依頼者の「想い」。

やりたいことがあるけど、やり方がわからない。

そんな方の力になるのが亀山の使命だと思ってます。

だから、亀山も全力で臨むから、対等な関係でタッグを組んで頑張りたいんです。

任してもらえることは光栄だけど、やっぱりチームで動きたいなと。

亀山1人のアイデアなんてたかが知れています。

だから、お互いにアイデアをかけ合わせて良いものをつくりたい。

放棄せずにチームで。


偉い長文なりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。



ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴



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