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ドラえもんとマスクの寄付から学ぶ、利他的に生きること
新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。
Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。
今日のテーマは「自分が得するために、誰かのために生きる」です。
矛盾しているようですが、現代は誰かのために行動したことで、結果的に自分が得するようです。
それを「ドラえもん」と、「マスクを寄付した女の子」から学びました。
ぜひ一緒に、誰かのために生きるという選択肢について考えてみませんか?
ドラえもんのひみつ道具「ミニ頭」
先日、たまたまドラえもんを見ました。
その回のに登場する道具は「ミニ頭」というもの。
腕時計的な形の道具で、手や足につけて命令すると、手や足がかってに動いて、命令した通りのことをしてくれるんです。
のび太はこの「ミニ頭」を利用して、寝ている間に手を動かしてもらい、宿題を終わらせようとします。
ですが、「ミニ頭」にもスペックがあって、最初のうちは頭が悪いんです。
だから、手につけて宿題をやってもらおうと思っても、頭が悪いからうまくいかない。
そこで、「のうみそ」という怪しい液体を注射器で「ミニ頭」に直接注入することで、知能が上がっていきます。
AIが大量のデータをもとにどんどん学習して頭が良くなっていくイメージです。
「のうみそ」を注入したことでで「ミニ頭」の知能が上がり、宿題をちゃんとこなせるようになります。
で、のび太はどんどん「のうみそ」を注入して、自分が楽をしようと考えます。
ですが、結果としては「ミニ頭」の知能が上がりすぎて暴走してしまい、のび太の言うことをきかなくなってしまうんです。
AIが人間の知能を超えて、人間を支配するみたいに。
マジで恐ろしい展開です。もしかしたら現実的にも起こりうるかもしれないから。
ただ、今日考えたいのはその先。
どんどん知能が高くなった「ミニ頭」はどうなったでしょう?
人類を支配した?
違います。
優しくなるんです。
知能が高くなり始めは自分の私利私欲のためにのび太を利用し、一定レベルを超えると自分のためではなく、他人のために自分ができることをやり始めるんです。
おじさんは素直に感動しちゃいました。
「この考え方が広まるといいなー」って。
自分が良ければそれでいい?
私達には様々な欲求があります。
「美味しいものを腹いっぱい食べたい」
「でかいお家に住みたい」
「スポーツカーに乗りたい」
「働かずに遊んで暮らしたい」
あなたにも何かしらの欲求があるはず。
で、その欲求を叶えるために勉強をして、知識を身につけるわけです。
一般的に、「欲求」と呼ばれているものは、自分がどうなりたいかというもの。
↑の例のように。
ですが、ドラえもんの「ミニ頭」が伝えようとしてくれているのは、欲求を突き詰めていくと、自分だけの欲求を満たすことよりも誰かのためになることにたどり着く。
そして、知能が高くなればそれに気づけるということだと思います。
つまり、自分が良ければいいんじゃなくて、自分以外の誰かを幸せにすることが人間にとって豊かであると。
亀山もこの考えには賛成なんです。
というか間違いなく人類はこの方向に動いていく。
なぜなら、実際に誰かのために頑張る人が増えているから。
記憶にも新しい以下の事例を改めて考えてみましょう。
コロナウイルスが感染拡大し、マスクが不足した時、中学1年生の女の子が自分の貯金を元手にマスクを手作りして寄付したという取り組み。
全国放送のテレビやネットニュースで繰り返し取り上げられていたので、あなたもご存知ではないでしょうか?
そして、きっと思ったはず。
「素晴らしい中学生がいるんだな〜」って。
だって、自分が時間をかけて貯金してきたお金を誰かのために使っているわけですから。
しかも、単純に募金をするのではなく、材料を購入してマスクの制作までしています。
私達は、年々豊かな暮らしができるようになっています。
スマホを使っていつだって情報収集できるし、世界中の人とつながることができます。片手で買い物だってできます。
少し前まで当たり前じゃなかったことがどんどん当たり前になっていっています。
つまり、私達はどんどん知識が増えて、いろんな欲求を満たすことができるようになったわけです。
そんな現代で、求められていく欲はきっと、「誰かのためになりたい」だと思いたい。
マスクを寄付した女の子の思考や行動が、これから私達の行動基準になっていって欲しいなと思います。
つまり、利他的に生きるということ。
利他的に生きるという選択肢
自分の私利私欲を満たすのではなく、誰かのためになる。
そこに喜びを感じる。
そんなマザーテレサみたいな人いるかよ!と切り捨てるのは簡単です。
ですが、現実的にマスクを寄付する中学生がいるんです。
間違いなく私達は、「誰かのためになりたい」という欲求が増してきているはず。
で、ここで伝えたいのは、「だからあなたも利他的に生きるべきだ」ということではありません。
「損得勘定した時に、利他的に生きたほうが最終的にあなたの取り分が大きくなるんじゃない??」ということ。
自腹で材料を購入して手作りしたマスクを寄付した女の子は、完全に利他的に生きています。
では、この取組で最終的に得をしたのは誰でしょう?
寄付されたマスクを受け取った人は、マスクがもらえたので得していますよね。
では、自腹を切らずにマスクを買い占めた人は?
基本は損も得もしてないはず。もしかしたら、買い占めたことが他人にバレて叩かれたかも知れませんが。
じゃあ、女の子は?
貯金していたお金はたしかに無くなりました。
ですが、彼女はお金では決して買えない、信用を獲得しました。
いろいろなビジネス本でも書かれていますが、現代ではお金よりも信用の方が高いと言われています。
例えば、もし彼女が病気にかかってしまい、多額の手術費がかかるという事態に陥った時、きっと全国から支援があつまるでしょう。
「あの時マスクを寄付した女の子が困ってるって!?なんとか助けてあげたい!」みたいに。
別に病気にならなくても、「今度は海外の恵まれない子どもたちの支援をしたい」といった新しい活動を始めるれば、きっと協力者があらわれるでしょう。
こう考えると、利他的に生きた人が最終的に一番取り分が大きくなる。
だから、自分のために利他的に生きてみるなんてどうでしょう?
つまり、「この人を喜ばせることで最終的に俺のためになる!」っていうモチベーション。
下心があっていいと思うんです。結果的に目の前の人が喜んでいるのであれば。
だから、利己的に生きるという選択肢を持ってみてもいいのではないでしょうか?
まとめ
・ドラえもんのひみつ道具「ミニ頭」は、知能が高くなると利己的ではなくて利他的になることを教えてくれる
・自作のマスクを寄付した女子中学生がいたように、利己的に生きている人は増え続けている
・利己的に生きている人は、信用が貯まっていき最終的に取り分が多くなるから、自分のためにも利己的に生きてみる
誰かのために生きる。
「キレイごといいやがって」と言われがちな思考です。
ですが、現代ではどうやら違いそうです。
誰かのため、つまり利他的に生きることで、最終的に自分が得するから。
だから、自分のためにも誰かが喜ぶことを探して、実現していくことを少しでもやり始めてみませんか?
亀山もちょびっとですが始めてます。
誰かのためになれるって気持ちいいもんです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは!
ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴