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視覚障害学生へのテキストデータ提供@合理的配慮
楽しく、カジュアルに、弱視難聴の日々を発信しております奈良里紗です。
視覚障害学生の合理的配慮の1つに、パワーポイントなどのデータをテキストにして提供することがあります。
視覚的にわかりやすくするために活用しているパワーポイントをわざわざテキストにするというのは、いささか面倒な印象がありますよね。
でも、この作業は授業を作っている先生がやるのが一番早いし適格!と私は思っています。
資料の内容にもよりますが、慣れてしまえば、5分~10分でできる作業なので、ぜひ、一度はやってみてほしいと思います。
授業用のパワーポイントのファイルを保存するときに
名前を付けて保存をします。
そのとき、ファイル名の1つ下にファイルの種類というものがありますから、こちらをアウトラインリッチテキストを選びます。
これで保存すると、ワードでパワーポイントが保存されます。
私はこれをさらにコントロール+Aで全範囲選択をして、それをメモ帳(テキストファイル)に張り付けます。
あとは、張り付けたテキストを手直ししていきます。
図表があった場所には、
「〇〇の図表省略」
のように一言書いてあるといいかと思います。
障害学生というやっかいな門スターがやってきたぞ!とかまえずに、まずはトライしてもらえるとありがたいです。
ちなみに、資料なしで耳できけばいいじゃんという声もありますが、じゃあ、資料なしで全員耳だけでお願いしますというのが私の意見。
それであれば、公平。
でも、視覚障害のある学生だけ見えないなら耳できけばいいじゃんというのは不公平。
ということで、新学期の授業がはじまりますね。
授業づくりって意外と大変で、それにもかかわらず、合理的配慮といわれて、げんなりしちゃっている先生もいるかもしれません。もっと、簡単に、楽に、彼らのニーズに応じる方法はあるはず。
お互いがwin winで学びがスタートしますように。