絵本『うさこちゃんのたんじょうび』
ディック・ブルーナ ぶん/え
いしい ももこ やく
1982年5月31日発行
発行所 株式会社福音館書店
~ゆるゆる読書感想文~
初の絵本感想文は、私の大好きなキャラクター、ミッフィーの絵本にしました♡
いつかディック・ブルーナさんが愛用していたという自転車がほしい・・・(完全にひとり言)
この絵本の最初のページをめくって、もうわくわくする小さな心配りがあります。
ミッフィーのイラストとともに、「なまえ」を書くスペースが!
この時点で、なんだか自分の本!という感じがしてわくわくします。
日本語訳されたものなので、「ミッフィー」ではなく「うさこちゃん」という名前で呼ばれています。
うさこちゃんの誕生日の一日のお話しです。
私が紹介するまでもなくディック・ブルーナさんの絵は、デザインも色使いもとてもシンプルだけれど、それが非常に魅力的です。
今回気付いた点は、大人のキャラクターを描く表現力です。口と鼻を表すお顔の×に線を一本足しただけで、なぜだか大人に見える不思議さと表現力のすごさです。
もう一点は、等身の違いでしょうか。等身が違うから、大人と子どもの違いが伝わってくるように思います。
そして何より一番の魅力は、手書きの線の暖かみだと思います。
左右均等ではないことこそが魅力であり、飽きないポイントだと思います。
また、限定された色での表現もミッフィーの世界観を確固たるものにしています。
ミッフィーの絵本を並べるだけでかわいいお部屋になりそうです♡