アロマテラピー検定1級 非公式問題集|抽出部位と精油抽出法
AEAJアロマテラピー検定の公式問題集はそれほど重たくないけれど、朝の通勤時にはできるだけ荷物を減らしたいです。スマホで見れる問題集があると便利なのでオリジナルのアロマテラピー検定1級 オンライン非公式問題集を作成してみました。
基本問題(30問)と応用問題(20問)を無料で公開しています。
独学で勉強している方に検定前の習熟度チェックなどに使っていただけると嬉しいです。
【PR】独学でアロマテラピー検定1級を目指す方には、公式テキスト+公式問題集・香りテスト対象の17精油が全てパッケージされたアロマテラピー検定1発合格セットがおすすめです。
基本問題【無料公開】
アロマテラピー検定1級 非公式問題集
精油のプロフィール(抽出部位・精油抽出法)
AEAJアロマテラピー検定1級の問題数は70問ですが、そのうち約半分が精油のプロフィールからの出題です。なかでも抽出部位と抽出法は多くを占めます。以下の基本問題30問を完全にマスターしている方はアロマテラピー検定に合格できます。たぶん。逆に1問でも不正解の方は全問正解するまでこの非公式問題集を反復してみてください。
【問1】イランイラン精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 根・水蒸気蒸留法
C 葉・水蒸気蒸留法
D 花・揮発性有機溶剤抽出法
【解答】 A 花・水蒸気蒸留法
「花の中の花」だけに抽出部位も花。花から得られる精油9種のうち、アブソリュートとつくローズ(アブソリュート)とジャスミン(アブソリュート)は揮発性有機溶剤抽出法。それ以外は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問2】クラリセージ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 葉・水蒸気蒸留法
B 果皮・圧搾法
C 花・揮発性有機溶剤抽出法
D 花・水蒸気蒸留法
【解答】 A 花・水蒸気蒸留法
クラリセージの別名(和名)は「オニサルビア(鬼秋桐)」です。漢字で書くと厳めしい感じですが、初夏から秋にかけて薄紫色~桃色の可憐な花を咲かせます。花から得られる精油9種のうち、アブソリュートとつく2種の精油以外は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問3】グレープフルーツ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 果皮・圧搾法
D 果皮・水蒸気蒸留法
【解答】 C 果皮・圧搾法
ミカン科🍊の精油5種のうち、花から得られるネロリ精油以外の4つは、全て果皮から圧搾法で抽出。フロクマリン類が含まれているため光毒性に注意が必要な精油のひとつです。
【問4】サイプレス精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 樹脂・水蒸気蒸留法
D 心材・水蒸気蒸留法
【解答】 B 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。「聖木」の聖の字からミルラやフランキンセンスまたは宗教儀式で使われたサンダルウッドなどと混同しがちですが、天高く昇る聖木の写真を見ながら「ホソイトスギ」イメージで覚えると青々とした葉が浮かびます。
※アロマテラピー検定 公式テキストの2019.7改訂版以降では、サイプレスの主な抽出部位が「枝葉と果実」から「葉」に変更されています。
【問5】サンダルウッド精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 樹脂・水蒸気蒸留法
C 樹脂・揮発性有機溶剤抽出法
D 心材・水蒸気蒸留法
【解答】 D 心材・水蒸気蒸留法
心材から抽出される精油はサンダルウッドのみ。水蒸気蒸留法で抽出されます。ミルキーな甘さのあるウッディ調の香りが特徴です。
【問6】ジャーマンカモミール精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 果実・水蒸気蒸留法
C 葉・水蒸気蒸留法
D 花・揮発性有機溶剤抽出法
【解答】 A 花・水蒸気蒸留法
花から得られる精油9種のうち、アブソリュートとつく精油2種は揮発性有機溶剤抽出法。それ以外は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問7】ジャスミン(アブソリュート)精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 葉・水蒸気蒸留法
D 果皮・圧搾法
【解答】 B 花・揮発性有機溶剤抽出法
アロマテラピー検定1級の精油30種のうち、アブソリュートとつくのはローズ(アブソリュート)とジャスミン(アブソリュート)の2つだけ。いずれも花から揮発性有機溶剤抽出法で得られる精油です。
【問8】ジュニパーベリー精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 果実・水蒸気蒸留法
B 球果・揮発性有機溶剤抽出法
C 球果・水蒸気蒸留法
D 果皮・圧搾法
【解答】 C 球果・水蒸気蒸留法
球果から抽出される精油はジュニパーベリー精油のみ。水蒸気蒸留法で抽出されます。ジュニパーベリーの原料植物は、古くから洋酒のジンの香りづけに用いられてきたことで有名です。
【問9】スイートオレンジ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 葉・水蒸気蒸留法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 果皮・圧搾法
D 果実・水蒸気蒸留法
【解答】 C 果皮・圧搾法
ミカン科🍊の精油5種のうち、花から得られるネロリ精油以外の4つは、全て果皮から圧搾法で抽出。
【問10】スイートマージョラム精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 樹脂・水蒸気蒸留法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 花・揮発性有機溶剤抽出法
【解答】 B 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。シソ科のスイートマージョラムも葉から水蒸気蒸留法で抽出します。
【問11】ゼラニウム精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 葉・水蒸気蒸留法
D 果皮・圧搾法
【解答】 C 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。ゼラニウムはきれいな花が印象的ですが、ゼラニウム精油は花が開く前の葉を収穫して抽出するそうです。精油は取れませんがゼラニウムの花がきれいなので載せておきます。
ゼラニウム精油はローズと共通するシトロネロールやローズオキサイドという成分を含みます。「ややローズ調のグリーン感のあるフローラルな香り」をもつため、高価なローズ精油の代用品として広く利用されています。多くの品種が存在しますが精油が得られるものは一部です。ゼラニウムの花がきれいなので載せておきます。
【問12】ティートリー精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 葉・水蒸気蒸留法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 花・水蒸気蒸留法
D 果皮・圧搾法
【解答】 A 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問13】ネロリ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 果皮・圧搾法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 花・水蒸気蒸留法
D 葉・水蒸気蒸留法
【解答】 C 花・水蒸気蒸留法
ミカン科🍊の精油5種のうち、ネロリ精油だけは花から水蒸気蒸留法で抽出します。花から得られるネロリ精油にはフロクマリン類が含まれないので光毒性もありません。
【問14】パチュリ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 花・揮発性有機溶剤抽出法
【解答】 B 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問15】ブラックペッパー精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 球果・水蒸気蒸留法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 果皮・圧搾法
D 果実・水蒸気蒸留法
【解答】 D 果実・水蒸気蒸留法
果実から精油が抽出されるのはコショウ科のブラックペッパーのみです。果実から水蒸気蒸留法で抽出します。
【問16】フランキンセンス精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 樹脂・水蒸気蒸留法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 樹脂・揮発性有機溶剤抽出法
D 心材・水蒸気蒸留法
【解答】 A 樹脂・水蒸気蒸留法
樹脂から得られるのはフランキンセンスとミルラとベンゾイン(レジノイド)の3つだけ。このうち仲良しフランキンセンスとミルラは、どちらも水蒸気蒸留法で抽出します。
【問17】ベチバー精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 葉・水蒸気蒸留法
B 果皮・圧搾法
C 根・水蒸気蒸留法
D 花・揮発性有機溶剤抽出法
【解答】 C 根・水蒸気蒸留法
根から抽出される精油はベチバー精油のみ。水蒸気蒸留法で抽出されます。イネ科の植物で、根が地中深く網状に張るため、田や畑のあぜなどの土止めに植えられてきました。公式テキストでは「落ち着きのあるウッディ調の香り」と表現されますが、僕は苦手で「カビ臭い」としか感じません。根から抽出される精油にありがちな土臭い香りです。でも、「落ち着きのあるウッディ調の香り」「甘く濃厚でオリエンタル系のスモーキーな香り」「力強い大地の香り」と言われるとちょっといい感じに聞こえるから不思議ですね。
【問18】ペパーミント精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 果皮・圧搾法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 花・水蒸気蒸留法
D 花・揮発性有機溶剤抽出法
【解答】 B 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問19】ベルガモット精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 果皮・圧搾法
B 花・水蒸気蒸留法
C 葉・水蒸気蒸留法
D 樹脂・揮発性有機溶剤抽出法
【解答】 A 果皮・圧搾法
ミカン科🍊の精油5種のうち、花から得られるネロリ精油以外の4つは、全て果皮から圧搾法で抽出。フロクマリン類が含まれているため光毒性に注意が必要な精油のひとつです。
【問20】ベンゾイン(レジノイド)精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 心材・水蒸気蒸留法
B 根・水蒸気蒸留法
C 樹脂・揮発性有機溶剤抽出法
D 樹脂・水蒸気蒸留法
【解答】 C 樹脂・揮発性有機溶剤抽出法
検定精油30種のうち、レジノイドとつくのはベンゾイン(レジノイド)のみ。揮発性有機溶剤抽出法で樹脂から得られるものをレジノイドと呼びます。
【問21】ミルラ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 心材・水蒸気蒸留法
B 根・水蒸気蒸留法
C 樹脂・揮発性有機溶剤抽出法
D 樹脂・水蒸気蒸留法
【解答】 D 樹脂・水蒸気蒸留法
抽出部位が樹脂のチームは、フランキンセンス・ミルラ・ベンゾインの3名。このうち、フランキンセンスとミルラはいつもつるんでいて共通するものが多く、どちらもカンラン科、水蒸気蒸留法で抽出、さらにイエス・キリストの誕生物語でも一緒です。
【問22】メリッサ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・水蒸気蒸留法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 根・水蒸気蒸留法
【解答】 B 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。メリッサ精油はたくさんの葉からわずかな量しかとれない貴重な精油です。
【問23】ユーカリ精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 葉・水蒸気蒸留法
B 花・水蒸気蒸留法
C 根・水蒸気蒸留法
D 果皮・圧搾法
【解答】 A 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。ユーカリの葉でおなかいっぱいのコアラ画像がかわいいので貼っておきます。
【問24】ラベンダー精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・揮発性有機溶剤抽出法
B 花・水蒸気蒸留法
C 心材・水蒸気蒸留法
D 根・圧搾法
【解答】 B 花・水蒸気蒸留法
アロマテラピーの入門精油としても人気が高いラベンダー。抽出部位は花です。花から得られる精油9種のうち、アブソリュートとつくローズ(アブソリュート)とジャスミン(アブソリュート)は揮発性有機溶剤抽出法。それ以外は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問25】レモン精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・揮発性有機溶剤抽出法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 花・水蒸気蒸留法
【解答】 C 果皮・圧搾法
ミカン科🍊の精油5種のうち、花から得られるネロリ精油以外の4つは、全て果皮から圧搾法で抽出。フロクマリン類が含まれているため光毒性に注意が必要な精油のひとつです。
【問26】レモングラス精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・揮発性有機溶剤抽出法
B 花・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 葉・水蒸気蒸留法
【解答】 D 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
【問27】ローズ(アブソリュート)精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・揮発性有機溶剤抽出法
B 果実・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 花・水蒸気蒸留法
【解答】 A 花・揮発性有機溶剤抽出法
検定精油30種のうち、アブソリュートとつくのはローズ(アブソリュート)とジャスミン(アブソリュート)のみ。いずれも花から揮発性有機溶剤抽出法で得られる精油です。
【問28】ローズオットー精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・揮発性有機溶剤抽出法
B 果実・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 花・水蒸気蒸留法
【解答】 D 花・水蒸気蒸留法
花から得られる精油9種のうち、アブソリュートとつく精油2種は揮発性有機溶剤抽出法。それ以外は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。ローズ(アブソリュート)よりも、むしろ表記が似ているローズマリーと混同しがちなので注意。
【問29】ローズマリー精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 花・揮発性有機溶剤抽出法
B 葉・水蒸気蒸留法
C 果皮・圧搾法
D 花・水蒸気蒸留法
【解答】 B 葉・水蒸気蒸留法
葉から得られる精油10種は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。聖母マリアのエピソードから「マリアのバラ(Rose of Mary)」と呼ばれます。学名のRosmarinusはラテン語で「海のしずく」を意味する。
【問30】ローマンカモミール精油の主な抽出部位と精油抽出法を答えなさい。
A 葉・水蒸気蒸留法
B 花・揮発性有機溶剤抽出法
C 花・水蒸気蒸留法
D 果皮・圧搾法
【解答】 C 花・水蒸気蒸留法
花から得られる精油9種のうち、アブソリュートとつくローズ(アブソリュート)とジャスミン(アブソリュート)は揮発性有機溶剤抽出法。それ以外は全て水蒸気蒸留法で抽出されます。
応用問題【一部無料公開】
アロマテラピー検定1級 非公式問題集
精油のプロフィール(抽出部位・精油抽出法)
ここからは応用問題です。問題冒頭が「○○から得られ~」から始まる問題です。検定問題では、問題冒頭(○○から得られ~)の部位から抽出される精油は選択肢の中に1つだけ。抽出部位さえ記憶していれば正解できるように作られています。
【問31】葉から得られ、清涼感のある香りをもつ精油を1つ選びなさい。
A スイートオレンジ
B ユーカリ
C フランキンセンス
D ベルガモット
【解答】 B ユーカリ
ユーカリ精油の主な部位抽出は葉。コアラが食べる部位と同じです🐨
忘れないように、もういっかいコアラ貼っておきますね。
ユーカリはフトモモ科なので、コアラのフトモモをイメージして覚えてください。
【問32】葉から得られ、原料植物の学名はラテン語で「海のしずく」を意味する精油を1つ選びなさい。
A レモン
B ローズ(アブソリュート)
C ベンゾイン(レジノイド)
D ローズマリー
【解答】 D ローズマリー
ローズマリー精油の主な部位抽出は葉。学名の由来は「海のしずく(Rosmarinus)」、原料植物の名前の由来は「マリアのバラ(Rose of Mary)」のエピソードでした。
【問33】葉から得られ、ライラックの花やライムを想起させる香りが特徴である精油を1つ選びなさい。
A ティートリー
B スイートオレンジ
C フランキンセンス
D ジュニパーベリー
【解答】 A ティートリー
ティートリー精油の主な部位抽出は葉。オーストラリアの先住民族アボリジニがお茶として飲んでいたフトモモ科の原料植物。アボリジニの間では伝統的な治療薬としても古くから利用されていました。ユーカリと同じフトモモ科なので、コアラのフトモモをイメージして覚えてください🐨
【問34】葉から得られ、ややローズ調のグリーン感のあるフローラルな香りが特徴の精油を1つ選びなさい。
A ジャスミン(アブソリュート)
B ローズオットー
C ゼラニウム
D イランイラン
【解答】 C ゼラニウム
ゼラニウム精油の主な部位抽出は葉。花が開く前の「葉」を収穫して抽出します。ローズ調のグリーン感のあるフローラルな香りをもつため、高価なローズ精油の代用品として広く利用されています。ゼラニウムの花がきれいなので載せておきます。
【問35】葉から得られ、ジンジャーとレモンの香りを混ぜたような力強い香りが特徴である精油を1つ選びなさい。
A グレープフルーツ
B ローズ(アブソリュート)
C レモングラス
D フランキンセンス
【解答】 C レモングラス
レモングラス精油の主な部位抽出は葉。イネ科の植物です🌾。検定精油に限らず、レモン科という科名は存在しません。間違わないように写真はっておきます。
【問36】花から得られ、古くからスキンケアに使われてきた精油を1つ選びなさい。
A ローズマリー
B フランキンセンス
C ラベンダー
D レモングラス
【解答】 C ラベンダー
ラベンダー精油の主な部位抽出は花。シソ科です。ローズマリーはバラ科ではなく抽出部位も花ではないので慌てて間違わないようにしてください。
【問37】花から得られ、濃い青色が特徴の精油を1つ選びなさい。
A ジュニパーベリー
B ティートリー
C ジャーマンカモミール
D ユーカリ
【解答】 D ジャーマンカモミール
ジャーマンカモミール精油の主な部位抽出は花。キク科です。写真で覚えると忘れません。
【問38】花から得られ、華やかで甘いフローラル調の香りが特徴である精油を1つ選びなさい。
A イランイラン
B ベチバー
C レモングラス
D ゼラニウム
【解答】 A イランイラン
イランイラン精油の主な部位抽出は花。バンレイシ科です。写真いりますか?いらんいらん?いや、いりますよね。写真で覚えると忘れません。花っぽい見た目ではないのに「花の中の花」です。もう忘れませんよね。
【問39】花から得られ、リンゴのようなフルーティな青い香りが特徴である精油を1つ選びなさい。
A ブラックペッパー
B ローマンカモミール
C サンダルウッド
D サイプレス
【解答】 B ローマンカモミール
ローマンカモミール精油の主な部位抽出は花。キク科です。カモミールの名前は古代ギリシャ人が「カマイメロン(大地のリンゴ)」と呼んだことに由来。「リンゴのようなフルーティな青い香り」が特徴です。
【問40】花から水蒸気蒸留法で得られる精油を1つ選びなさい。
A ローズマリー
B ローズオットー
C ローズ(アブソリュート)
D スイートオレンジ
【解答】 B ローズオットー
ローズオットー精油の主な部位抽出は花。水蒸気蒸留法で抽出されます。またローズマリーがバラ科のように並んでいますが、彼女はバラ科ではなく抽出部位も花ではないので慌てて間違わないようにしてください。
【問41】別名ダイダイと呼ばれる植物の花から得られる精油を1つ選びなさい。
A レモン
B スイートオレンジ
C ネロリ
D ベルガモット
【解答】 C ネロリ
ネロリ精油の主な部位抽出は花。水蒸気蒸留法で抽出されます。選択肢はすべてミカン科ですが、ネロリだけは花から抽出します。なお、原料植物の別名「ダイダイ」につられてスイートオレンジと迷ってはいけません。スイートオレンジの原料植物の別名は「アマダイダイ」です。ネロリの花を載せておきます。
【問42】果皮から得られ、甘酸っぱくさわやかな香りが特徴である精油を1つ選びなさい。
A イランイラン
B ローズマリー
C ローマンカモミール
D グレープフルーツ
【解答】 D グレープフルーツ
グレープフルーツ精油の主な部位抽出は果皮。圧搾法で抽出されます。果皮・圧搾法・ミカン科のキーワードが出たら、それはもうサービス問題です。グレープフルーツの名前の由来はブドウのように房状に実がなるからと言われていますが、本当にブドウのように見えますか?正直に言っていいんですよ。
【問43】別名アマダイダイと呼ばれる植物の果皮から得られる精油を1つ選びなさい。
A ペパーミント
B スイートオレンジ
C ジャーマンカモミール
D ベチバー
【解答】 B スイートオレンジ
グレープフルーツ精油の主な部位抽出は果皮。圧搾法で抽出されます。果皮・圧搾法・ミカン科のキーワードが出たら、小学生でも楽勝で正解するサービス問題です。
【問44】果皮から得られ、精油成分にフロクマリン類が含まれているため光毒性に注意が必要な精油を1つ選びなさい。
A レモン
B レモングラス
C メリッサ
D サンダルウッド
【解答】 A レモン
レモン精油の主な部位抽出は果皮。圧搾法で抽出されます。フクロマリン類・光毒性のキーワードが出たら、迷わず原料植物ミカン科の精油を選択してください。なお、レモングラスがさりげなく並んでいますが彼はイネ科です。
【問45】果皮から得られ、精油成分にフロクマリン類が含まれているため光毒性に注意が必要な精油を1つ選びなさい。
A ネロリ
B ユーカリ
C ローズマリー
D ベルガモット
【解答】 D ベルガモット
ベルガモット精油の主な部位抽出は果皮。圧搾法で抽出されます。フクロマリン類・光毒性のキーワードが出たら、迷わず原料植物ミカン科の精油を選択してください。レモン、グレープフルーツ、スイートオレンジに比べると食用果実として流通していないベルガモットは柑橘系、ミカン科のイメージが少ないかも。名前だけでも覚えて帰ってくださいね。
【問46】果皮から得られ、精油成分にフロクマリン類が含まれているため光毒性に注意が必要な精油を1つ選びなさい。
A レモングラス
B ネロリ
C グレープフルーツ
D ゼラニウム
【解答】 C グレープフルーツ
グレープフルーツ精油の主な部位抽出は果皮。圧搾法で抽出されます。フクロマリン類・光毒性のキーワードが出たら、迷わず原料植物ミカン科の精油を選択。またレモングラスがさりげなく並んでいますが彼はイネ科です。
【問47】植物の心材から得られ、古くから宗教と深い結びつきがあるお香として瞑想や宗教儀式に用いられてきた精油を1つ選びなさい。
A クラリセージ
B ローズ(アブソリュート)
C ティートリー
D サンダルウッド
【解答】 D サンダルウッド
サンダルウッド精油の主な部位抽出は心材。水蒸気蒸留法で抽出されます。心材といえばサンダルウッド。サンダルウッドといえば心材。ビーチサンダルを買うならABCマート。
【問48】樹脂から得られ、バニラのような甘い香りがする精油を1つ選びなさい。
A ベンゾイン(レジノイド)
B サイプレス
C ジュニパーベリー
D ブラックペッパー
【解答】 A ベンゾイン(レジノイド)
ベンゾイン(レジノイド)精油の主な部位抽出は樹脂。揮発性有機溶剤抽出法で抽出されます。樹脂から揮発性有機溶剤抽出法で抽出されたものはレジノイドと呼ばれます。
【問49】乳白色の樹脂から得られる精油を1つ選びなさい。
A フランキンセンス
B ゼラニウム
C ジュニパーベリー
D ネロリ
【解答】 A フランキンセンス
フランキンセンス精油の主な部位抽出は樹脂。水蒸気蒸留法で抽出されます。フランキンセンスの原料植物はカンラン科のニュウコウジュ。幹の表面を傷つけて出る乳白色の樹脂は、空気に触れると固まります。
【問50】根から水蒸気蒸留法で得られる精油を1つ選びなさい。
A ペパーミント
B ベチバー
C クラリセージ
D ミルラ
【解答】 B ベチバー
ベチバー精油の主な部位抽出は根。水蒸気蒸留法で抽出されます。根といえばベチバー。ベチバーといえば根。もう覚えましたよね!ね!根!
この非公式問題集で抽出部位・抽出法は完璧!
この非公式問題集をしっかり反復しておけば、アロマテラピー検定の問題の半分を占める「精油のプロフィール」のうち、抽出部位・抽出法の内容は完璧に解けるようになります。
「精油のプロフィール」ちゃんと覚えているかまだ不安だなという方は、アロマテラピー検定の当日まで、ぜひ繰り返しこの非公式問題集を解いて覚えてください。
お読みいただきありがとうございました!
最後に:検定を受けるなら公式問題集を
AEAJが発行している公式問題集には、アロマテラピー検定1級(70問)の練習問題(模擬テスト)が3回分、アロマテラピー検定2級(55問)の練習問題(模擬テスト)が3回分あります。
公式問題集は持ち歩いて勉強するには不向きですが、問題文の内容や出題傾向、時間配分、香りテストの選択肢など、事前に経験しておくことで不安が解消できます。
特に、独学で勉強している方には、検定を受ける前の模擬試験として公式問題集を解いておくことを強くお勧めします。公式テキストしか買っていないという方もいるようですが、なるべく早めに最新版の公式問題集を入手してぜひ力試しをしてください。
その際、公式問題集の巻末にあるマークシートをコピーして、時間を測りながら解いてみましょう。解答ペースが把握できて安心できます。当日も平常心で臨めるはずです。
1級の試験範囲には2級の知識が含まれるので、一気に1級合格を目指す人でも2級の問題をやっておいて無駄にはなりません。(1級のテストと比べて精油の選択肢や出題範囲が限られているので全問正解を目指してください)
【PR】アロマテラピー検定 公式問題集 1級・2級 2020年6月改定
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?