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世界の投資家ジム・ロジャーズが語る日本の危機


ジムロジャーズという名前はご存知でしょうか。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットに続く世界的に有名な投資家のひとりだ。

彼は予測者としても評価されている人でもあり歴史にも詳しい。

そんな彼が日本対して下記の内容を苦言した。

1968年に世界第2位の経済大国となった日本は、50年以上の長きにわたって繁栄してきた。先の対戦、いやその前から大変な問題を何度も乗り越えてきた。しかし、現在、直面している重大な問題に対して、目を背けすぎだ。日本の借金は日々膨れ上がっている一方で、人口は減り続けている。出生数も大きく減少していて、数年先はともかく20~30年後には大変な状況になる。人口推計はあらゆる将来予測の中で、もっとも精度が高い予測と言える。以上のことから日本には未来はない

この内容について意味を紐解いて説明させていただきます。

過去、日本は経済大国となり長い年月をかけて繁栄してきた国で島国にもかかわらずここまで発展してきた国は他にはないだろう。。

日本人の勤勉な性格や国を立ち上げるという強い意思が国の再建につながったと私は思う。

しかしそんな大きな功績を残した日本が、今では少子高齢化によって労働者不足になりGDPの減少と大きな課題を抱えている。

なぜ少子高齢化が起きたのだろうか、、

それは、若い層の重労働・低月給につながっているだろう。

下記の内容は最も出生率の高い年齢層の平均年収になる

国税庁による「平成 26 年分民間給与実態統計調査」においては、20代前半の平均年収は約248万円で、男性約265万円、女性約231万円、20代後半では約344万円で男性約378万円、女性約297万円です。

若い層は十分な収入をもらっていない結果が出ている。

十分の収入を得ることができないと労働者の生活はいつまでたってもラクにならない。ラクにならないので、結婚や子どもをもうけるハードルが上がる。

ただこの問題は政府は前もってわからなかったのか・・

それは、50年も前からこの問題は政府は気づいていた。また労働者の賃金を上げることが少子高齢化を防ぐことができるとわかっていたにも関わらず目を背けてきた。

それはなぜか。

日本はご存じのように、「賃金を上げたら会社が潰れておしまいだ!」とヒステリックに叫ぶおじさんが政財界で幅をきかせてきたので、他の先進国が順調に賃上げしていく中でも、時代の流れに逆らって、ビタッと低賃金を固定させてきた。

また少子高齢化にしてくださいと言わんばかりの時から始まった大量の外国人労働者の受け入れだ。

 これによって、日本人よりも低い賃金と低い待遇でコキ使えて、文句を言ったら容赦なく切り捨てる労働力が日本に大量に流れ込み、本来ならば潰れるか、より大きな規模の会社に統合されているはずの「低賃金に依存する中小企業」が大量に世に溢れかえったのである。

 このように「人が減ったらとにかく頭数を増やせばいい」という政財界の考えに基づく施策が、ことごとく裏目に出て、むしろ人口減少の拍車がかかってしまった。

以上のことからGDPの減少は重労働・低賃金からつながる少子高齢化の問題からとわかっていただいたと思うが、理由は他にもう一つある。

それは”終身雇用”という制度だ。

この制度によって日本は国を立ち上げるという意識が少しずつ削がれていったと私は考える。

それはなぜか。

終身雇用という制度は分かりやすくいうと”会社に一生働けば生活の安定が手に入る”といったことだ。

その制度により雇用者は一つの会社に長く就くわけなので、一つのスキルしか身に付けることができない。また長く続けていくためには上司から気に入ってもらえることが必要なスキルになるため、会社を良くしたいということから上司に気に入られるよう努力をするという思考力に切り替わる。

そうするとどうなるか。

つまらない人間が上司になるという結果が生まれるわけだ。

こうしたことにより、そのような会社の業績が落ち込むのは言うまでもない。

こうしか問題を、ジムロジャーズはすでに日本の歴史から学び、”日本には未来がない”と吐露しているわけだ。

しかしそのジムロジャーズは大の日本好きとして知られている。

その中で彼自身、日本はもう一度再建できる国だとも言っている

その理由は。。

日本は外国人を嫌う傾向にあるが、より移民者を受け入れ増やすことで技術の発展や出生率の向上につなげることができる。

シンガポール・アメリカ・中国は海外の移民者を増やすことで国の発展につなげてきた。移民者を受け入れることで日本という国はもう一度再建することは可能だと述べている





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