「やりたいことがない」に、もう疲れた。
学生の頃「将来何やりたいの?」と聞かれたら、「やりたいことがないんだよね。」と、決まって僕は答えていた。
実際、当時やりたいことなんてなかったし、就活を通してもわからなかった。わからなかったというよりも、本当はやりたいことをわかりたくなかったのかもしれない。
”まだやりたいことがない自分” や ”これからやりたいことを見つける自分” そして「やればできる」という自分の可能性を残しておきたかった気持ちがあったと思う。
とはいえ、働いてみればやりたいことが次第にわかってくるだろうし、やりたいことがわかったらがっつりやろう。そんな風に思ってた。
でもそれは、就職から3年が経っても変わらなかった。大変お恥ずかしながら。
「今の仕事で何したいの?今後どう生きていきたいの?」と、会社内でも会社外でも今後について聞かれたら「んー、自分やりたいことないんですよね〜。」決まって同じようにそう答えていた。
結局は、「やりたいことがない。」という決まり文句を使うことで、自分と向き合うことから逃げて、言い訳をしていた。
だから「やりたいことがない」に、もう疲れた。
「やりたいことがない、やりたいことがわからない」そう言って、ただただ言い訳をして自分の可能性を残していてる自分が情けなくなった。失敗して傷つきたくないから「やればできる」という可能性の中に生きている自分が情けなくなった。
何もやってないから「やればできる」なんて可能性などなく、できないのと一緒なのに。
やりたいことがわからないのではなく、やりたいことがわかった時にやる覚悟がないのかもしれない。やればできるが否定されることが怖かったのかもしれない。
と、色々な想いを巡らせた。
そんな時、ひとつの素敵な記事と出会った。「やりたいことがない」は単純に否定するものではないのでは?といものである。
超簡単に要約すると、①やりたいことに向かってがんばる状態を幸せと感じる人と②自分が「いま、こうでいたい」という状態に満足しているかどうかで幸せを感じるタイプがいるという話。
(https://dutoit6.com/183 より抜粋)
この記事では最終的にありたい状態がわかれば、やりたいことが次第にわかってくるよねという話だった。
自分がどっちのタイプかまだわからないが、「やりたいことがわからない。」ではなく「やりたいことがある!」と言えるように自分の中で明確にしていきたいと思えるようになった。
自分が幸せになるために。
本来就活の時に一度は誰もが向き合い、明確にすることなのだろうけど、当時は他に一生懸命になってやっていたことがあった。
だから、ゆっくりでもいいいんだ。ゆっくりでいいから、「やりたいことがない。」と、言い訳して逃げるのはもうやめる。
自分のやりたいことに自信が持てないなら「まずはこんなことやってみたいかもしれない!」って、言えるように頑張ってみよっと。バリバリ仕事している人たちや就活ですでに一度向き合った人たちには馬鹿にされるかもしれないけど。
一歩ずつ。一歩ずつ。
大丈夫。きっとうまくいく。
そうやって、自分に言い聞かせてちょっと頑張ってみようと思う。
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