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「鬼滅の刃劇場版」を見た感想〜ホラーだった、、、こどもに見せて後悔、、、(ネタバレあり)〜
メインは斬首の連発!!!斬首、斬首、斬首!
印象としてはそれ以外残るものは無かった、、、。とって付けたような親子話しや、先輩後輩の感動話し(あったその日に先輩は死ぬんだけど、、、)、ドラゴンボール調の戦闘シーン、お涙頂戴をこれでもかというくらい出す涙演出、どれも二流だった、、、。
漫画なのでそれはそうなんだけど、小学生や大人が見るものではないというのが印象(じゃあ誰が見るんだとなるけど、、、)。
漫画のファンなら動くキャラそのものに見る意義があるので別なんだろうけど、、、。
アニメらしい、戯けたキャラ演出を時々出して和ませてはいたものの、まぁ全体を通してはトラウマになるのではというほどの斬首シーンが酷かった。
これを子どもが見るものとして理解した上で、作成に関わっていた大人のセンスに驚く。PGつければそれでいいのか?百歩譲ってストーリーはいいとしても、あの悍しい演出は頂けない。
一番問題だと思ったシーンは、、、夢から覚める設定。鬼の技が夢を見させるもので、そこから覚めるには自害が必要ということで、まぁ20回近くまたはそれ以上自分での斬首シーンがサブリミナル効果のように繰り返された。監督や編集者は何をこの演出でしたいのだろう?子どもの脳裏に斬首を印象付けて何をしたいのだろう?
普通に考えてこの演出は問題でしょう、常識的に。
「氷の微笑」よりも、「羊たちの沈黙」よりも異常性が高かったし、怖かった。
こういうのが小学生の間で大人気ということを考えると、そうやって子どもを食い物にした大人の責任はどうするのか?と思う。実際終わった後に、子ども達が喜んでいる感じはなかった。ショックを受けている感じはあった。どう自分の中でこの出来事をまとめようか、落とし所をつけようか、、、と混乱しているように感じた。
アイスエイジや怪盗グルーシリーズなどの終わった後のワクワクきゃっきゃの感じがない。強かったねやギャグの所は振り返っていたけど、、、。
まぁ見せた親の責任ということに後の祭りになってしまっているので、僕はこれから子ども達と向き合って、この演出の悪影響を取らないといけない。
ある意味これが小学生でよかったかもしれない。
とても不安定な時期の中高生がこれを見て、夢から醒めるなら死ねばいいというメッセージとして捉えたとしたらなんて怖いことか。本意は違うといっても、捉えるのは視聴者であり、勘違いさせる演出をしたとなれば責任問題を逃れることはできないだろう。
「残虐な斬首シーンやちみどろの殺戮シーンがが数十回と出てくるものです。」という表記はなかったように思う。少なくとも、普通に予告編を見てチケットを買った立場として、事前にその事実を知らされたことはなかった。
バイオハザードですら、残酷な映像がありますなどの告知があった。鬼滅の刃も十分すぎるほどの残酷な表現でしょ。これをブームだからとかで流す大人のセンスとてつもなく怖い。
「まぁまぁ漫画だから、アニメだからそんなに気にしなくても、、、。」という声が聞こえてきそうだ。日本人が戦争を雰囲気しで実行したのがこういうことなんだろうなと思う。
そしてやっぱり僕は普通の人達とは感覚が違うんだなと思った。戦争中だと非国民って言われるんだろうなと。「鬼滅の刃のような最高に面白いアニメを残酷だなんてどうかしているよ。」と言われそうだ。
人気でもいい。それが俗世間だしね。でも違和感を感じている大人が、僕以外にもいることを希望したい。
感動や涙は、人を殺戮しなくても、斬首しなくても引き出すことができる。そういう芸術や物語、そしてアニメに映画を心か切望する。鬼滅万歳の風潮の中で、こういう考えをする大人がいることもこの記事を通して残しておきたい。
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