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何のためのエクササイズか?初心を忘れないためにできること
【目的がわからなくなる】
エクササイズや運動を始めるときは〇〇のためという目標や名目が明確だったのに、慣れてくると徐々にその目的が曖昧になることってありませんか?
日常でも、何かを取りに行ったらそこに置いてあった雑誌に目がいって、それを読んでるうちに何しに来たのか忘れてしまうのに似ています。
エクササイズそのものに夢中になったり、指導してくれるインストラクターの言葉に誘導されたり、理由は様々なれど、始めの目標が見えなくなることはよくあります。
これは、運動を実践している側だけでなく、指導している側にも見られます。
初めはクライアントさんや患者さんのためにと思っているのですが、徐々に提供しているエクササイズや技術の方に意識が移行して、提供している自分のために運動指導をしてしまう人もいるでしょう。
多くは自覚がないという特徴があります。目移りしていますから、目標がすり替わっていることに気づかないんです。
目標を忘れない!これ大事ですね。
何のために今この時間を過ごしているのか?
何のためにエクササイズをしているのか?
何のために運動指導しているのか?
大成しているスポーツ選手や役者の方々は、この「ブレない目標への志」みたいな者が普通の一般じっとは違うのかもしれません。
【初心を忘れないために】
・自分の目標を明確にして手帳に記入する。
・自分のテーマを短い一言で口にして、定期的に見直す。
そのような工夫が必要だと思っています。
僕自身、忘れやすいし、移り気な性格なので、目標がぼやけることが多々あります。
自覚があるので、メモはかなり頻繁にしています。
リマインドも。
今はスマホが便利なので、メモ機能やリマインドを多用しています。
移動時間や待ち時間など、ふと空いた時間毎にメモを見返して、今何をすべきなのか、何をしようとしていたのかを振り返る様にしています。
そうすると時間がとにかく足りないので、人生あとどれくらいの目標をなし遂げられるかわかりませんが、TVをダラダラ見るとか、自分とは直接関係のない情報を興味本位で収集する時間の無駄はしません。
エクササイズやトレーニングもそいう意味では、自分の時間を使うものとしては、目標がないものは時間の無駄と考えられるので行いません。
優先順位は実際に必要なものということです。
ですから、クライアントさんに提供する運動指導や助言も、そのクライアントさんにとって日常生活で直接影響がある意味のあるものに絞る様にしています。
例えば、ストレッチを指導する場合、指導したストレッチも、家に帰ったらやらないというものは指導しません。
すでに生活で行なっている習慣に関連づけたり、趣味に関連づけたり、その方の目標や予定に合わせてカスタマイズします。
自分でエクササイズをするときも、ぜひ実際の日常生活の中で実践可能なもを選んだ方がいいと思います。
【自分のためのエクササイズ】
最後に、エクササイズやトレーニングは自分のために行うものです。
もちろん家族のため、チームのためということもあるでしょう。でも指導イントラのためや先生のためというのはおかしいですよね。
ましてやエクササイズのためにエクササイズします、ルールなんで規則なんで必要はないけど自分の時間を使ってエクササイズしますなんてのは、もう訳がわからないですよね。
時々自分のためにエクササイズをしているはずなのに、「上手く出来なくてすいません。」と謝られる方がいます。
そうではないですね。上手くする必要はありませんし、上手く出来ないから練習しているのです。
僕らはできるだけ、快適に無理なくエクササイズを行なってもらう様にサポートしてる立場です。謝られたときは、まだまだ僕の努力が足りないなと思うときです。もっと分かりやすい方法を指導できないものかと反省します。
苦手意識や、エクササイズがうまく出来ないことを残念がらせるために指導しているわけではありません。
自分の目標をしっかりと持って、エクササイズの指導も実践も、ぶれる事なく目標に向かって進めるといいですね。
エクササイズのためのエクササイズにならないように!ヨガにも言えますよ、アーサナのためのアーサナ、、、。
まぁ、とはいえ明確な目標がない方も意外と多いんですけどね、、、。
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