見出し画像

キャリー・マリガン主演『SHE SAID その名を暴け』『マッドバウンド 哀しき友情』

キャリー・マリガンは好きな女優です。

何年か前の映画ではありますが、配信で2作観ました。テイストは異なります。

SHE SAID その名を暴け

#MeToo運動が世界へ広がる大きなきっかけのひとつとなった、ニューヨーク・タイムズ紙による2017年の性暴力報道を描いてます。ハリウッドで大きな影響力を持っていた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの何十年にもわたる性暴力事件を2人の女性記者が追いかける。キャリー・マリガンはそのうちの1人。かなり硬派な演技。「最後に正義は勝つ」というエンディングなんだけど、そこに至るまでが凄まじい。(これ、本当に起こったことなのか!)という、ハリウッドの闇を知ることになる。


マッドバウンド 哀しき友情

第2次世界大戦直後のミシシッピ・デルタが舞台。綿花農場で働く、白人と黒人の2つの家族の物語。キャリー・マリガンは夢想家の地主ヘンリー(ジェイソン・クラーク)の妻ローラ役。白人と黒人の人種隔離政策が社会に根深く染み付いた南部。かなり重い映画です。『SHE SAID〜』のようにスカッとは終わりません。米国の暗部を叩きつけられます。

この映画、Dolby Atmos(ドルビー・アトモス)の効果を十二分に堪能出来ます。頭上から降って来る雨のSEや音楽等でアトモスの威力を如何なく発揮しています。かなり攻めたミックスです。実はその評判をYoutubeの解説動画で知り、観たようなものでした。アトモスは「空間オーディオ」と言われることもあり、上から後ろから音が鳴り、ホームシアター好きにはオススメです。主題歌のメアリー・J・ブライジ「Mighty River」の降り注ぎ方も感動的です。キャリー・マリガンは前面に出て来る役柄ではありませんが、印象的な演技です。こちらはNetflixオリジナル映画です。

コロナ禍でステイホームの頃は家でよく映画観てました。最近は減りましたし、「こんな良い作品は映画館で観ておくべきだった」ということも。

my note #167

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集