なかなか力を発揮できない時
人生というのは、あらゆるものが繋がっていて、どれも疎かにはできないな、と私はよく思います。
例えば、仕事で成果を上げようと思ったら、継続的な努力が必要なわけですが、そのためには身体が健康で、メンタルも安定している必要があります。
身体が健康であるためには、良質の睡眠や食事をとったり、適度な運動をする必要がありますが、
そのためには、ある程度の健康に関する知識と、それを実践するための時間的・経済的なゆとりが必要になります。
また、メンタルが安定するためには、人間関係が安定していて、私生活のトラブルが少ないことが重要ですが、
自分の関わる人たちのメンタルが健全でないと、余計な諍いやトラブルが起きやすくなって振り回されてしまうことがあります。
常に自分のことしか考えない人や、鈍感すぎて自分の気分や体調の悪さに気づかない人、周りがどうあっても全く気にならない、という人だったら、
自分のことだけ考え、自分を最優先することができるのでしょうけど、
敏感すぎて心や身体の不調に気づきやすい人や、周りに気を遣いやすく、周りからの影響も受けやすい人は、
心と身体の状態を安定させるために、私生活や人間関係を安定させる必要があります。
「なかなか頑張れない」
「なかなかやる気が出ない」
「なかなか力を発揮できない」
という時には、心と身体が疲れていたり、環境や人間関係などにちょっと問題があって、バランスが崩れていることが多いです。
そういう部分で、待機電力のように余計なエネルギーを奪われて、落ち着けかない状態にいるから、常に心が休まらず、身体も休まらないまま疲れが蓄積していくのです。
「自分の人生を今よりも良くしたい」と思ったら、
よく変えるための行動にエネルギーを注げるように、自分を癒して元気にし、余計なエネルギーを奪われないように環境や人間関係を整えて、ある程度は安定した状態を築く必要があります。
不安や心配事が多く、心が落ち着かないと、今よりも明るい未来を想像できるような意欲は湧きませんし、そういう未来に向かうための努力をするのも難しいと思います。
物事には順序がありますから、何を頑張るにも、まずは頑張れるための前提(条件)をきちんと整えていく必要がありますね。
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