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知らずにハマる0-100思考に注意!
色んな人の相談を受ける中で、私がよく感じるのは、
「極端な0-100思考にハマっている人が多いな」ということです。
0-100思考というのは、
「100点でなければ0点」
「白でなければ黒」
というように両極端のどちらかの結論しか出せない思考ですね。
例えば、0-100思考の人たちは、
人を見る時には、
「良い人か悪い人」
「善か悪」「敵か味方」
「使える人か使えない人」
というような両極端の認識しかできず、
何か出来事が起こった時には、
「良い出来事か悪い出来事」
「得することか損すること」
「幸運なことか不幸なこと」
というような両極端の認識しかできません。
冷静に考えれば、0と100の間には、1-99までの状態があり、
白と黒の間には、色んな種類のグレーがある、と分かると思うのですが、
その中間を認識したり、ケースバイケースで物事を考えたりすることができないんですね。
特に余裕のない人ほど、このような極端な思考に陥りがちです。
私に相談してくる人たちがよくハマっている、0-100思考は、
例えば、こんな感じです。
「仕事が苦しいからやめる」
「あの人とは合わないから離れる」
「これは嫌だからやらない」
「ピンとこないからやめておく」etc.
これらはどれも典型的な0-100思考なのですが、当人たちは自分が0-100思考にハマっているとは気づいていません。
このような極端な思考しかできないと、
「やるか、やらないか?」
「続けるか、やめるか?」
といった両極端の選択肢しか考えることができず、ちょっと危なっかしい感じがしますね。
「苦しいからやめる 」
「合わないから離れる」
「嫌いだからやらない」
「理解できないからやらない」
というような短絡的な思考に陥ってしまうと、
仕事は継続しづらくなるし、人間関係は築きづらくなるし、視野は狭まり続けるし、可能性も狭まり続けるので、現実的に生きていくことが困難になります。
理想と現実という両極端の間で、バランスをとっていくのが現実的な思考ですよね。
私のクライアントさんには、0-100思考のような極端な思考を改善するためのトレーニングをしてもらっているのですが、
トレーニングを重ねて、0-100思考から解放された人は、
柔軟性が増して現実的な対応ができるようになったり、余計なストレスから解放されてラクに生きられるようになったりしています。
0-100思考にハマっている時は、自分ではなかなか気づかないものですが、
「0-100思考に陥っていないか?」と、日頃からちょっと意識するだけも気づきやすくなると思います。