一貫性のなさが許せない人
人は幸せを求めて、犯罪を犯さないかぎり、好きなことを選択すれば良いと思いますが、
そんな幸せを求める他人の行動を、その人の過去の発言によって否定する人がたまにいます。
例えば、むかし言ってたことと違うことをしようとすると、
「以前はこう言ってたのに、それをするのはおかしくない?」と言ってきたり、
以前、好んでいたものと違うものを選んだりすると、
「昔はこれがイイって言ってなかったっけ?」というように、一貫性のなさを指摘してくるのです。
相手が幸せになれる選択をしたかどうかよりも、一貫性があるかどうかに関心があるみたいなんですね。
私たちの脳は、認知負荷の低いものを「正しい」「美しい」と思うようにできているそうで、単純で分かりやすいものほど正しく美しく見えてしまうそうです。
ですから、一貫性のある言動をとる人は正しく美しく見られ、一貫性のない言動をする人はその逆に見られがちです。
だから、一貫性がない言動をとる人には、何か言いたくなるのだと思います。
大事なのは、ただ一貫性を保つことではなく、「何に一貫性を持つかどうか?」だと思うのですが、、
私たちは、考えや好みが変わることがあるし、様々な事情やキッカケによって、以前の発言や行動とは食い違う選択をすることもあります。
ですが、わざわざ自分や周りを不幸にするような選択の変更をする人は、そうそういないわけで、
どんな変更も基本的には、自分の幸せのために選択しているのだと思います。
だとしたら、「幸せを求める」という点では一貫しているのですから、誰かの迷惑にならない限り、その他の部分で矛盾が見られても別に良いのではないかと私は思います。
自分の過去の行動や発言に縛られず、過去に縛られた他人の意見にも左右されず、今現在の自分が本当に求めることをしましょうね。
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