「何を伝えるかより、どう感じてほしいか。」日々、たぬき。
トキです。
noteを書き続けて、最近「何を伝えたいか」よりも「どう感じてほしいか」を意識するようになりました。
「これを伝えたい!」という具体的なアイデアがある時は、もちろんそれがちゃんと伝わるように書いています。
でも「これを伝えたい!」と思う強い思想や感情って思ったよりないなぁ…と思うのです。これは僕が凡人だからかもしれません。
センシティブにエモーショナルに書けている…かはわかりませんが、そういう文章を読むときに体力を使うなぁと思う瞬間もあって。それだけ書き手も体力を使って書いているんですが、気軽に体力を使わずに読んでほしいなぁと思い始めました。
お茶請けのような、気軽な存在。
なので、SSは当初「無色」というタイトルだったものを「お茶請けショートストーリー」に変えました!
気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
あと、僕が感じることの多くって誰でも感じ得ることだと思うんですよね。
たとえばこの写真。
先週末にトキワセイイチさんの本を買いに中野に行った帰りの、商店街「サンモール」の路地です。
暮れゆく空と、灯り始めた居酒屋の温かい看板の灯りのコントラストが美しいなと思い、撮ったものです。
誰でも行くことが出来る商店街の何気ない風景。
この瞬間、僕は「なんてドラマチックなんだろう」と思いましたが、このドラマチックには誰だって出会えるんです。
誰でも出会える美しさだから、ドラマチックなのかもしれません。
誰でも感じられるドラマチックさは、きっとそんなに体力を要せず受け止められる気がします。
よく、とびきりの瞬間に出会った折に、「この瞬間の景色は私だけのものだ。」と誰かに勝ったような気分になってしまうことがあります。
僕も以前はそうでした。
でも、その瞬間ってきっと誰かに勝つ必要ないんですよね。
誰でも出会えるドラマチックだし、それをどう感じるかは、僕以外わからない。
だから戦う必要なんてなかったんです。
そう気付いてから、少し、楽になりました。
少し、脱線してしまいました。
兎角、「楽な気持ちで読んでほしい」なぁと思ってこのショートエッセイを書いています。
元気な人も、遊び疲れた人も、仕事で落ち込んだ人も、誰かと喧嘩してもやもやしてる人も、同じように受け止められる位の「軽さ」で、少なくともこのショートエッセイ「日々、たぬき。」は読んでもらえたら嬉しいです。
化かされてやってくださいな。
それ以外でド級に重いこと書き始めたら、体力がある時にでも気が向いたら読んでください。
いつでも読めるのが、noteの良いところです。
ではでは。
みなさん良い夜を。
ご清聴ありがとうございました。
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