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通い続けるプレッシャー

・美容院
・コンビニ
・整骨院・・
 
何かと同じところに通い続けるのが苦手だ。 

気付けば美容院は毎回一見(いちげん)さんな自分。


毎回はじめましての美容師さんと他愛もない会話をして
また次は違うところに行くのがお気に入りのパターンになった。
 

とはいっても小中学生の頃は近所徒歩3分のところにある地元の美容院に通っていた。
いつも同じ担当のお姉さんと楽しくお話をしていたし
同じ担当者だからこそ理解してくれている髪質、好み、トークがあって
気に入っていた。
 
いつからだろう。


高校、大学以降だろうか、
色んなお店が見れて楽しいのもあるし
初回割引も魅力、という自分なりの理由で
毎回違うお店に通うようになった。

そしてその理由の一つに
「同じ担当者となんとなく関係が作られていくのが苦手」、もあると思う。
 
もちろん相手方にもよるが

仕事、恋愛、家族、出身、趣味、旅行、

いくら表面上での会話といっても
基本聞かれたらなんでも正直に答えるようにしている。
例えば無職か、仕事しているか、何の仕事をしているか、既婚か、どこ住みか、などなど
自然な会話の流れで聞かれたら常識の範囲内で色々答えるし、話を広げるし、
基本聞くのも好きなので楽しくやり取りをして帰る。

ただ、プライベートの時間に行っているので
非日常の空間で癒されたい想いもあって

自分の日常や情報を公開して愛想笑いして、、
ただでさえ平日仕事の人間関係で疲れているのに
なんだか癒されたけど同時に疲れたなぁ、という隠れた本音があることに気づいた。

特にヘッドスパのメニューは最初の挨拶さえあれば
その後は無言でもいいのでそっとしておいてほしいな~と
思いませんか。。皆さん。('ω')

コンビニ

関東に引っ越してきて1年、
片道1時間の通勤の道中、
毎朝同じコンビニに通っていた。
 
職場から近く、清潔感バツグン、
店員さんの対応、品揃え、店の広さも全てちょうどいいので
その店舗を結構気に入っていた。

毎朝通っていたのでだんだんと決まった店員さんたちと

「いつもありがとうございます。」

「寒くなりましたね。」

「今日午後、雨が強くなるみたいですよ。」

「今日はノースリーブで夏ですね。」

と他愛もない言葉を交わすようになった。

とても感じのいい店員さんたち(女性)で
私もそのやり取りに毎朝元気をもらっていた。

カフェインに弱い話をしたこともあったので
コーヒーを買った日には
「あら、今日はコーヒー?」、と

『お疲れなのね~』というニュアンスで声をかけられたり

「いつも来て頂いているので
アプリダウンロードして頂いた方が断然お得なので
紹介だけしときますね。チラシ持って帰ってください~。^^」

と普通の人なら、普通の日なら
全く気にならない、むしろ前向きな会話なのだが

だんだん
あぁ、疲れてるのが顔に出てるのかなぁ、
よそ行きの顔でレジに向かわないと、

何買ってるか結構見られてるんだなぁ、

いつもお世話になってるのに
アプリ勧められてこれからも現金で支払い続けてたら悪いかなぁ、とか

気付けば脳が勝手に余計なことを考えている。

「そうそう、もう今週は疲れて疲れて・・やってらんないっすよ~!(笑)」
「アプリ、検討しときまーす!」→しれっと現金で継続
 
といった対応も全然できるし
日によってはそうする。

でも朝だから?
仕事がうまくいってなくてネガティブな時期だったから?
なんだか億劫になってしまった。
 
別に思い悩んだ訳でもストレスに感じた訳でもないと思っていたけど
自然とそのコンビニの店舗から足が遠のいていった。

他の店舗に行くと棚同士が詰めつめだったり
なんとなく照明が暗かったり、店員さんが暗かったり
汚い感じがして、実はとても前のコンビニに戻りたかったのに(笑)
「他人のまま」買い物ができる名の無いコンビニの方が
行きやすい。

前のとこに行こうかなぁ、と思うが
「あら、お久しぶりですね。」
とか言われるかな、と勝手に妄想が広がって
勝手に恥ずかしくなってますます行けなくなった。

もちろん店員さんはもう変わっているかもしれないし
むこうはなーーーんとも思っていないのは分かっている。

「おっひさしぶりで~す!(*'ω'*)」と言って
数秒で終わることなのに
なんだか居ても立っても居られなくてその店舗に近づけない。(笑)
 
こうして文章にすると自分が変に気にしすぎだと改めて思う。
 

整骨院


数か月前、肩こりがひどくなったので
整骨院に2,3回行った。
 
これまた腕のある、人当たりの良い担当の方で
ずっと通いたいなぁと思うのだが
金銭面で頻繁に行くのは憚られる。
 
「治したいなら2,3週間のうちにまた来てくださいね~。」と
いつも言われて
専門家からの意見でごもっともだと思うのだが
なんだかんだ忙しい現代人の私、

呑み、歯医者、家へ直帰したい日、

色々なバランスがあって理想としては
気が向いたときに、お金に余裕がある時にふら~っと行きたい。
そしてそのタイミングは大体4-6週間のスパン。
 
「少し日が空きましたね~。」
 
的なニュアンスのことを
次行ったときに嫌味でもなんでもなく会話の中で言われると
もういたたまれなくなってしまう。
 
申し訳ないなぁ。治したいなら2-3週間、の忠告を
無視したみたいで気まずいなぁ。
 
そして罪悪感からかプレッシャーからか
勧められた回数券を購入して
またお金使っちゃったなぁ、
この回数券が切れたら次はどう断ればいいんだ~
とかいったことが頭をよぎって無限ループ。
 
「へへ、そうっすね~日付空いちゃいましたけど
結構忙しいんでこれが限度ですね。
好きな時に自分のタイミングで通います。」
 
「回数券より、来た時に都度支払う方が性に合ってるのでそうします。
割高になってもそっちの方がいいです。
むしろその方が息長く通えると思います。」
 
って本当は言いたい。

実際言う時もあるのにさ。
 

最近弱気になってんのかな。

人目を気にしすぎなんだろうな。

 
好きなように断る。
「No」を言えるようになる。
生きやすく生きる。
 
来年の目標だい。