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わたしの読書の話・藤岡陽子さんの『きのうのオレンジ』『手のひらの音符』『いつまでも白い羽』『トライアウト』を読んで。


初めて読んだのは、『手のひらの音符』で、この小説に心を持っていかれた。感情移入具合がすごかった。読み込ませてくれる作家さんだなあと思って、次に読んだのが、『トライアウト』。
読みやすくてスラスラ読めたし、爽快感が残った。

『いつまでも白い羽』は、看護学生の話だけどどうなるのかなあと読むと次が気になり止まらなくなった。
そして、最近、『きのうのオレンジ』を読み終えた。
人の生き死にを描いた作品。
看護師をされている作者だけあって、こういう題材なのかなあと思った。

人の心の柔らかい部分に触れるところもあるけど、でもやはり、一番それを感じたのは最初の、『手のひらの音符』だ。
涙が出てしまうほど、色々なことに心を揺らされる内容なのだ。

次から次へと本を読んでいても、心が持っていかれた作品はいつまでもその内容を振り返ってしまうことがある。

じんわりと、この藤岡陽子さんの本は心に響いてくれている。

『手のひらの音符』は、ほんとうにオススメの本だと思う。おしきせになるかもしれないけど、忘れかけていた何かをも、呼び覚ましてくれるような、柔らかい何かを感じる作品と思う。
感受性を揺さぶるにはピッタリかも、、。
改めて、機会があればぜひご一読を✨✨

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