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えらくなるって、偉いのかな

那珂です。

お盆休みも終わって、今日からそろそろお仕事です という方も多いのでしょうか。

 昨日、久しぶりに学校へ行ってきました。

 コロナ罹患で10日間自宅療養、その後、学期末の残務整理やら何やらで2日くらい勤務したのですが、お盆の閉庁日もはさんで、まるっと1週間お休みを取りました。

 こんなに夏休み休んだのって、ここ何年かで、ないですよ。

 仕事、溜まってるだろうな・・・と暗い気持ちで出勤したのですが、そんなに溜まってなくて良かった。

 でも、先生方結構出勤してます。部活動やら、全中の当番校業務とか、まあ、休めないですよね・・・

 先生方の人事は、10月ころから動き始めますが、管理職になるには、試験を受けなければなりません。

 筆記と面接があって、推薦やら何やらそういうのも書いてもらわないといけないようです。

 だいたい、大きい学校の主幹教諭、教頭、校長というのが出世コースなんでしょうか。その途中に、教育委員会の指導主事だったり、海外の日本人学校の勤務なんかが挟まる人もいます。

 管理職の覚えめでたい人が、声をかけてもらって、受験するんだろうな。

 自分よりも若い人が管理職になっていくのは仕方ないにしても、そういう話を聞くと、何だかモヤッとするのはなぜでしょうね。

 部活動推進派、部活動持ってなんぼ、の人たちが、管理職のメインストリームを取っていけば、いつまでも部活動改革なんて、進むわけないです。

 根性論、長時間労働礼賛、休日返上は当たり前、極めつけは、パートナーも教員だったりすると、労働環境の異常さには、気が付かないのかもしれません。

 本当に尊敬できる、すばらしい管理職に出会ったこともありますが、それはくじ引きみたいなもので、そう、管理職ガチャなのかもしれません。

 そういう管理職に出会えると、色々「変えていけるかも」と思ったりもするのですが、管理職って、2〜3年で異動になってしまうのです。

女性の管理職の方が、私は良かったと思うのですが、でも、みんな「男並みに働く」ことを当たり前にしてきた方が管理職になっているので、ロールモデルにはならないのです。

 自分の生活を犠牲にしてまで、管理職にはなりたくない。でも、これからどうすればいい?

 「働かないおじさん、おばさん」と若い人に疎まれながら、職にしがみつくのも違う。

定年の年齢が伸びているのにも関わらず、50代以降「将来、こうなりたい」というロールモデルがいないのです。

 ヒラの教員ができることなんて、たかが知れています。それでも、現場の兵隊でがんばりつづけるか、他の道を考えるか。

 私はどちらかというと「扱いにくい教員」だと思うので、覚えめでたくはならないと思います。それは、自分でも自覚しています。

 であれば、通常の「偉くなるコース」からは外れるわけだ。

 じゃあ、私はどうする?

「あの先生、管理職試験受けたみたいだよ」

「試験受けて、リストに名前載ってるらしい」

「○○教頭、今度校長になるんだって。」

 こんな声が囁かれてくる今の時期、何とも憂鬱になってしまうのですが、

「再任用」以外の、自分の道をどうするべきか。

 きっかけを掴めないまま、2学期の始まりが近づいています。


#教師のバトン

#部活動改革

#働き方改革

#大臣に部活動の課題を報告します




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那珂(なか)
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