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【読書】今週の本 7月16日
那珂です。
大量に本を読んだのですが、読みっぱなしになっていました。
3連休ですので、2回位に分けてご紹介しようと思います。
なにせ、ジャンルも何も気にせずに読んでいるため、多少おかしな分類になってしまっていることをお許しください。
1 英語学習に役立つ本
久しぶりに英語発音の本を読みました。Twitter上で、色々な人が英語学習のコツについて呟いたりしていますが、全部まとめて知りたい!という人は、ぜひ読んでみてください。
英語は大声系言語である、と言われていますが、なぜそうなのかと言うと、腹式呼吸が基本だからです。そもそも、声の出し方やなんかが日本語と違うのですね。
発音なんて気にしなくても良い、という人もいますが、発音が適当だと、会話が成り立ちません。全部が完璧ではなくても良いのですが、肝心なところは、ちゃんと「どうやったら、その音が出るのか」を練習しておく必要があります。学校の教科書英語は、アメリカ英語が基本ですが、イギリス英語のほうが、日本人にとっては発音しやすいなどのメリットがあります。母国語が様々な人の英語を聞く機会が社会人になると普通になります。ALTも、色々な出身国の方がいて当たり前と思わなければいけません。教科書に出てくるようなステレオタイプのALT像は、そろそろ捨てなくてはならないと私は思うのですが、どうなんでしょうか・・・・
2 子どもと関わるときに、役立つ本
① 『セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ』
この本、すばらしいです。色々このジャンルの本を読んだのですが、大人も読んだほうが良いです。
サイトもあります。
TENGAと聞いて、眉をひそめる方も多いかと思いますが、大変真面目に(?!)性教育に取り組んでいるTENGAヘルスケアというグループ会社が中心となって作った本です。
本当は聞きたかった性の悩み、性の話がちゃんと専門家に聞いてもらえています。多様な性のあり方や、ネット上でのトラブル、性的同意など、最新の正しい知識を学ぶことができます。
私は、10代の終わりに母親を亡くしてしまったので、性や妊娠・出産について身近に相談する人がいませんでした。頼れるのは、本からの知識だったので、けっこう真面目に勉強していたように思います。学校では、性的な言葉やジェスチャーがハラスメントとして認められるようになってきましたが、どのような場面で、適切な言葉で、性の話をしたら良いのかが難しくなってきています。専門家の意見や助けを求めながら、生徒たちの実態に即した性教育をしていかなければならない時期が来ているのではないでしょうか。
② 『本当の多様性についての話をしよう』 サンドラ・へフェリン著
この本も良かったです。外国人だけではなく、障がいのある人、性的マイノリティーの人、色々な立場の人を想定しながら、わかりやすく書かれている本でした。
著者自身が、ドイツ人の父と、日本人の母を持ち、20年以上日本に住んでいるという方で、自分の体験したことをもとに本を書かれています。
「多様性」についての定義も、時代とともにどんどん変わっています。
その情報をちゃんとアップデートしていないと、学校や社会の中でも「大切にされない人」が出てきてしまうと思うのです。
中高生向けの本ですが、これも大人にぜひ読んでもらいたい一冊です。
サンドラさんのHPは、こちら。
③ 『ポジティブフィードバック』 ヴィランディ牧野祝子 著
読むと、元気になります。
明日から、来週からやってみよう、と思えます。
やってみたら、楽しくなります。
学級が、組織が、自分が、元気になります。
読んでみて、いいとこ取り してみてください。
夏休みに読むのも、おすすめです。
④『越境学習入門 組織を強くする冒険人材の育て方』 石山恒貴 伊達洋駆 著
うーん。ちょっと「思ってたんと、違う・・・」感はありますが、読んでみて良かったかな。
私の場合は、「今の仕事に違和感を感じていた」のは、この「越境学習」をしていたからなのかな、と思い当たる節がありました。
コロナ禍で、自分自身がネットを通じた「新たな居場所」で学んだことやつながりができたこと=越境学習 だったのだな、と納得してしまいました。
教員の世界での出世は、「指導主事、教頭、校長コース」ですが、そこから外れたところで生きていけるのかも、と気づけたのが、自分の大きな学びになったような気がします。
3 色々混ざってる、読んだ本。
① 『ゴールドサンセット』 白尾悠 著
オムニバス形式ですが、最後に全部の話がつながる、ってやつです。
② 『こんな日のきみには花が似合う』 蒼井ブルー 著
わたしたちも、かつてはこんな日を過ごしてたっけ。
忘れちゃったな。
付き合って1年、
長くて短い、365日。
初々しく、美しく、傷だらけだった あの日々。
貴方と出会ってから、もう、28年。
初めて出会った日のことを、覚えていますか?
③『生きベタさん』 細川貂々・釈徹宗 著
さらっと読むことが出来ます。
細川貂々さんといえば、こちら。
『それでいい。』シリーズも。
ワタシも、仕事で「生きづらさ」をずっと感じていた人なので、「それでいい」は、とても自分を楽にしてくれました。
もうちょっとがんばれば、夏休み。
時間のある時に、自分を褒めてあげる、休ませてあげるための「読書」があっても良いんじゃないかな。
お寺って、なかなか行く機会もないし、敷居が高い感じがするけれど、釈徹宗さんの言葉は、読んでいてわかりやすいし、入り口としてはちょうどよい本なのではないかと思います。
貂々さんのマンガを読みたい、とか、ちゃんと専門的な話を聞きたい、という方には、物足りないかもしれませんので、ご注意を。
今日は、まず半分です。
今は、 カミーラ・シャムジー著『帰りたい』を読んでいます。
(なかなか、難解で読み進めるのが大変であります・・・・)
イレーヌ・ネミロフスキー著『アスファール』
ハン・ミファ著『韓国の「街の本屋」の生存研究』
この2冊が、「積読」状態です。
次回は、こちらの3冊+αをご紹介しようと思います。
それでは、また。
追記
私も、子どもたちも大好きだった『くまのがっこう』 『ルルロロ』
作者のあいはらひろゆきさんが、亡くなられていたことがわかりました。
とても悲しく、ショックです。
ご冥福をお祈りいたします。
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